落としたのは
「ねぇ、平門。」

窓にこれでもかってくらい顔をくっ付けて、後ろにいる平門に声をかけた。外出用に、いつも以上にかっちりした平門が窓に映っている。だがその顔は何処かうんざりした様子だ。

「どうした?」

「今日の天気って晴れだったよね?」

「あぁ。」

「とってもいいデート日和だったよね?」

「任務日和だ。」

え、何でそこ言い直すかな?そか、照れてるんだな!可愛いことしちゃってこのヤロー!!て、いかんいかん、脱線してしまった。兎に角、今言いたいことは…

「なんで、」

「竜巻警報が出たから、今外に出るのは禁止だメェ。」

「「「禁止だメェ。」」」

「なんで、急に天気悪くなってんのぉぉぉおお!?」

「はぁ、これでお前と行かずに済んだ。」

「何そのツン!?さっきのデレは?」

「一体何の話をしているんだななし?」

「うぉぉお、神よ!!今から平門を突き落すんで、私デレデレの平門を所望します!!!」

曇天の空目がけて声を張り上げる私とドン引きした様子の平門。そんな見つめなくっても、私のハートは既にあんたの物さ!!やっべ、自分で言っといてムラッとしたわ!!!

「ななしが壊れたようだ、療師の所へ…」

「分かったメェ。連れてくメェ。」

「うぉ、何すんの羊ちゃん!私には、平門を突き落すと言う使命があるんだよ!!」

「さっさと連れて行ってやれ。」

貴方が(突き)落したのは、このデレの多い平門ですか?

(羊ちゃん離して〜!!)

(ねぇ、花礫。ななしさんまたやってる。)

(何であいつ懲りねぇの?)


あとがき
さーせんしたぁぁああああ!!!!!!

何が申し訳ないかって?そりゃもう全てですね!半日悩んだ末のこれですよ。難産だったのにこれですよ!?ほんとさーせんしたぁぁあああ!!!!

こんなんでしたが此処まで読んで下さってありがとうございました!!
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