頭痛が付き物です。
ティン様は元気にオフィさってます。
「おら、お前は何やってんだ?」
「げ、ティンさん!?」
不自然な姿勢でトレーニング室を覗き込む背中に声をかけた。
「ナマエ、お前も懲りないな…」
「しーっ、声が大きい!」
さっき自分で大声出してただろうが。つうか、また中を覗いてたんだな。
「はぁはぁ、ミッシェルちゃんの括れ堪らん。じゅる、あの筋肉にあのおっぱい…もっとみせ、げふん、けしからん!!」
馬鹿で変態とか、コイツ終わってんな。しかも、覗いてる相手はミッシェル。お前毎回ばれて、逆襲されてるよな?あー、馬鹿と変態にドМまで兼ね備えてんのかよ…
「可哀想だ…」
「ん?何か言いましたか、ティンさん?はぁ、はぁ…」
「お前みたいなんにつけ回されてるミッシェルが可哀想だな、って言ったんだよ。な?」
そう同意を求めた俺。此方に顔を向けたナマエの正面から影が伸びてきた。錆びた機械が動く様に音を立てながら振り返る彼女。目の前にはいい笑顔のミッシェル。あ、終わったな。
「み、ミッシェル、ちゃん?」
「おう、俺には聞こえたぜ。そうか、ナマエ、お前耳が遠くなったのか?俺が直々に、よく聞けるようにしてやるよ。」
「ひっ、それって、確実に風穴空いちゃうよ?」
「いいじゃねーか。すっきりするぜ?」
「やって貰えよ。そんで、少しでもましになって来い。」
「ティンさんまで!?って、近いよミッシェルちゃん!!その腕にむふむふしたい!!!じゃなくて、お姉さんまだ心の準備がぁぁぁあああ!!」
目の前で、軽く本音が出たナマエをミッシェルがぼこる。マジで可愛そう。
何がって?勿論、変態に追っかけまわされてるミッシェル。と言いたいところだが、こいつもなんだかんだナマエを慕ってるからそうでもない。現に今だって、頗る嬉しそうにナマエに拳を振りおろしてやがる。やっぱり、一番可愛そうなのって…
『こんな変態好きになった俺だろ…』
この恋、頭痛が付き物です。
(はぁはぁはぁ、みっ、ちぇるちゃんの拳ktkr!!!!)
(ふん!!)
(俺、見る目なさすぎんだろ…)
あとがき
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんにゃしゃーい!!!!!!
ティン様に萌えてます。生きてる設定ですね。ミッシェルちゃんとかと絡ませれて満足です!!!
可哀想な主人公ばっかだね!!今気付きました…
こんなんでしたが、ご一読ありがとうございました!!!