世界が終わる日
「アドルフさんは、雨の日は好きですか?」
「…あまり、好きじゃないな。」
「そうなんですか?うなぎさんなのに??」
「うなぎは関係ないだろう。」
「じゃあ、晴れの日は好きですか?」
「風があるなら。」
「干からびちゃいますもんね。」
「誰でも脱水症にはなる。」
「火星で雨降りますか?」
「降るんじゃないか。」
じゃあ、干からびる心配はないですね。
心配いらなっかったぞナマエ。雨なら降ってる。おかげで、俺の電気が仲間を傷つけないか心配だったくらいだ。
むしろ、泥濘に取られて襲撃されて…皆ボロボロになったんだ。皆は、俺の班のやつらはどうなっちまったんだろうか。皆でお前の待つ地球に帰るって約束したのにな。
「すまん、守れなかった。」
遠回しな君の心配。
最期に思い浮かんだのはお前との約束だったよ。