儚く散ったのは
何が起きてんだ?
中国班が俺とミッシェルさんを捕まえて、アレックスたちの元へ行っちまって。
「あれ、こっちももう終ってたんだ?」
爆が誰かに話しかけた。
こっちも終わってた?アレックス達は?一体どうなって「えぇ、爆さんの方ほどじゃありませんけどね。」んだ、よ。
は?どういうことだよ。ミッシェルさんだって、目ぇ見開いてんじゃねーか。なんでだよ、なんで、
「素敵なお姿ですね、ミッシェル副長、そして燈君。」
「ナマエ、っ!」
「お前何やってんだよ、なんでそんな奴らとっ!?」
表情は見えない。ただ、淡々と話す彼女。恥ずかしそうに笑いかけてくれた姿は、何処にも見当たらない。
「覚えてますか、燈君、君が私に告白してきたあの日。」
「んなことより、質問に、答えろよぉ!!」
「とてもうれしかった。」
続きた言葉に、俺も、周囲も騒然となった。
なぁ、ナマエ、お前が敵だと理解した俺は、俺は一体どうしたらいいんだよ、
(だって、こんな私でも)
(劉将軍のお役にたてる日が来たのだから。)