抱き上げて
ちょいえろ・・・?
面白くない。
休日の私のマンション。恋人と過ごす休日は、それはそれは甘い1日・・・
になる予定が、当の彼女は雑誌の夢中で僕の方を見ることすらない。
あぁ、面白くない。
「ねぇ、なまえさん。」
「どうかされましたか、室長?」
「名前・・・」
「す、すみません、誠人さん・・・」
「はい。仕事以外の時は、名前で呼べるように頑張りましょうね?」
「ごめんなさい誠人さん。気を付けます。」
付き合ってそれなりに経つが、まだ第一声が『室長』な彼女。そこは追々馴らしていくとして、漸く僕を見てくれたことに嬉しさがこみ上げてくる。
「それはそうと、今日はお休みですよね?」
「え、ええ。だから、今日は2人で居ようって・・・その、誠人さんのお家にお泊りしたんですよね?」
「赤くなっちゃって、思い出しちゃいましたか?」
「ち、ちがっ、ん」
真っ赤になって慌てる彼女の唇を塞いだ。柔らかくて気持ちいそれは、甘くて僕を虜にしてしまう。
「んっ、かわいい、なまえっ、ちゅっ」
「んっ、まことさっ、」
僕とのキスにうっとりしている間に、彼女を独占していた雑誌を遠くに投げた。ふふふっ、全く気付いてないみたいだね。
「ねっ、ま、ことさ、ん 」
「どうしました?」
「ベット・・・」
「ふふっ、仰せのままに・・・」
抱き上げて、目指すは僕等のパラダイス。
あとがき
やってしまいました。
制服王子様!!
実を言いますと、佐伯さんにはまだ手を出しておりません(゜-゜)
先走って買ってしまったCDを聞きまくってたら、こんな感じのお方に仕上がっちゃいました!?こんなん、佐伯さんじゃないわよって姉様方すみません!!!!!
お目汚し失礼いたしやしたぁぁあああああああ