日常会話
「ちえっ、また失敗だ。」


「皆々様のご迷惑故、自殺は程々にして下さいまし。」


「何を言っているんだいなまえ。私から自殺を取ってしまったら何が残るというんだ?」


「それこそ、真っ当な、真っ当…」


「ほおら、想像すらできないだろう?全く、お前と言う奴は。乱歩さんを見習いたまえ。」


「…申し訳ございません。」


いいいい、一体あれは何が起きているのだろうか?僕を探偵社に導いてくれた太宰さんと初めてみる女史が言い争い(?)をしている。どうして疑問符を付けるのか?それは2人のそれが、どう見ても太宰さんの一方的な攻撃で終了しているから。そして―


「あ、あのっ、あれは?」


「気にするな、何時ものことだ。」


「いや、あんな太宰さん見たこと、」


「何時ものことだ…」


普段のあっけらっかんとした様子は何処へ行ったのか、酷く腹黒い笑みを讃えている太宰さん。対峙する女史は捲し立てられた言葉に凹んでいるようだが、よく見ると頬に朱が差していた。2人は一体どんな関係なのか、凄く気になって仕方ない。然し遠い目をした国木田さんに、それ以上聞くことは僕には出来なかった。




それは日常会話






あとがき
なんか、何処となく芥川さんと樋口さん…?いや、それも違うな。何かもっとこう、太宰さんは甘えた、な気がしてならないです。ちょ、やほーさんに相談してみます。


女主の語尾は決して某ゲームの黒い車掌さんではありませんよっ!?たんに私の妄想力が死んでいるだけです。昔の口調…?『〜まし』?????って言う安直な考えでした。マジごめんなさいです。


こんなんでしたが此処まで読んで下さってありがとうございました!!!
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