No More!!より、とある日の公園で遊ぶ悠君と夢主@2021/05/02〜


「ぶゆーでん、ぶゆーでん、ででん、でん!」
(はいどーぞのジェスチャー)
「ちょ、しきちゃん!?」
「ぶゆーでん、ぶゆーでん、ででん、でん!」
(はいどーぞのジェスチャー)
「おれ、ぶゆーでんとかないよっ!」
「ゆうくんのチョットいいとこきいてみたい!ぶゆーでん、ぶゆーでん、レッツゴー!!」
(はいどーぞのジェスチャー)
「か、かけっこ、いちばんとった!」
「すごい!おとなもびっくり!?ぶゆーでん、ぶゆーでん、ででん、でん!レッツゴー!」
(はいどーぞのジェスチャー)
「きのうのハンバーグ、おいしくつくれた!」
「すごい!いいよめになれるぞ!!ぶゆーでん、ぶゆーでん、ででん、でん!レッツゴー!」
(はいどーぞのジェスチャー)
「じ、じいちゃんとケンカしちゃった…」
「じいさまのケガはそれか!あやまっときゃなんとかなるさ!!ぶゆーでん、ぶゆーでん、ででん、でん!かっきーん!」
「し、しきちゃん?」
「すごいよ!ゆうくん、すごすぎるよ!!」
「まだつづくの!?」
「しゃらくせー!!」
「ちょ、くちわるいよしきちゃん!?」
「いみはないようで、いみはあったのさー。あゆんだみちこそぶゆーでん!!」
「あーもー、しきちゃんのほうがかっこいいよ!!」
斜め上のあの子(MHA相澤)@2020/10/14〜


「あ、相澤先生!」
「ん?どうした?」
名前を呼ばれて振り返るとA組の一人である女子生徒がいた。俯いていて顔は見えないが、髪を掛けているせいで見えている耳は真っ赤。
『あー、面倒なやつか。』
こういう反応を見せる生徒を今まで何人か見たことがある。大方この後に『先生が好きです。』と続くのだろう。生徒と恋愛なんて面倒ごとしか起きない。そして一教師としての線引きを崩すそんな合理性から最も遠い行いを何故行わなければならないだろうかと不思議に思う。ふと、こんな小汚い奴のどこがいいのか、高校生の琴線とやらはサッパリとミッドナイトさんが言っていたのを思い出して、我がことながら納得しかけてため息をつく。
「あ、あの…」
俺のため息を耳にしたのか女子生徒がフルフルと震え出した。その勇気を試験やヒーロー活動に生かして欲しいと、口にしようとしたとき、勢いよく彼女が顔をあげたので、その潤んだ瞳とばっちり視線を合わせてしまった。あぁ、ややこしいぞこれ。教師と生徒の関係をぎくしゃくさせる前に何か言わなければと口を開く。
「会議が」
「使用済みの捕縛布ください!!」
「は?」
「着用済みコスチュームは無理だと思うので!」
「そりゃ」
「ですよね!なので、どうか捕縛布だけでも!」
「いや、これもコスチュームの一部だから。」
「な!?使用後でも駄目ですか!!?」
「ボロボロだぞ。第一、捕縛布はお前のスタイルと合わない。他の武器が」
「違うんです!!コレクションとして飾りたいんです!」
「・・・は?」
その後も観賞用、保管用と羅列していく彼女を唖然と見つめ、自分の検討とはだいぶ違う方向の会話だったが、違う意味で面倒ごとだと頭が痛くなった。
Dive to you.より相澤と夢主@2019/01/08〜


「相澤さん!大変!!」
「どうした!」
「拍手を頂いたわ!!(ばーん!)」
「…ヨカッタネ。」
「どうして片言なの!?うーれーしーくーなーいーのー??」
「う、揺する、な…。」
「あ、ごめん。」
「げほ、お前は喜び過ぎなんだよ。」
「む、だって嬉しかったんだもん…。」
『だもん…、今時高校生でも使わないんじゃ。』
「なんか馬鹿にされてる気がするんだけど。」
「気のせいだろ。」
「な、頭撫でないでよ!完全に子ども扱いじゃない!!」
「真っ赤な顔して何言ってんだか。」
『誰かさんがそんな優しそうな顔するからでしょ!』
「ほら、礼言うんだろ?」
「うぅ、せーので言いましょう?せーの!」
「「ありがとう。」!!」


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