「はぁはぁ、やっと見つけたぞ、スイクン・・・!」
水面に浮かんでいるスイクンは、ミナキをじっと見つめている。
その他に動きはない。
「もう逃がさないぞ!」
スイクンは微動だにしない。
その浮かんでいる北風の化身と呼ばれるポケモンを見ながら、ミナキは小さく、不敵に笑う。
「ついにこれを外す時が来たようだ・・・。」
彼は静かにそう言うと、自分のピョン、と伸びている前髪に手をかけた。
そしてそれを勢いよく引き抜いた。
「この重りを外した私は、普段の3倍のスピードだ! もう逃げられないぞ!!」
それを言い切った彼の顔は、とても活き活きとしていました。
なんで3倍かは知らないけど。(赤くないのにね)
「という夢を見たんだ!」
「いくらなんでも、私の設定が無茶振りすぎるだろう。」
<終われ>
∵ムシャクシャしてやった。反省はしている。