「あーつーいー。」
「そりゃ、夏だからな。」
「はぁ。デンジはいつもクーラーの効いたジムにいられて羨ましいなー。」
「確かに涼しいが、かなり暇だぞ。」
「うー･･･、暑いのも嫌だけど、暇なのも嫌。」
「だろ？それにあの暑苦しいアフロも来るし。」
「それだけは遠慮したいわ。アイツは見てるだけで暑苦しいからね。」
「確かに。」
「あ、アサガオが咲いてる！」
「もうそんな時期か。夏も半分切ったな。」
「え？夏ってこれからが本番じゃないの？アサガオも咲いてるし。」
「お前はバカか。アサガオは日が短くなってくると咲く植物だぞ。」
「マジで！？」
「この前、夏至が終わったろ？」
「･･･そうだっけ？」
「そうなんだよ。だから暦上ではもう半分切ったと思う。」
「マジか。」
「マジだ。」
「･･････でも“暦上は”でしょ？最近は９月でも暑い日とかあるしぃ。今日も暑くなりそうだし、もう溶ける。」
「ちょっとばっくれてアイス買いに行かねぇ？」
「さんせー！」
デンジさんと朝のヒトコマ。