瑠衣と晶が引き取った楓のバレンタインの話し。
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クラスの女の子たちがそわそわしだしている。
もうすぐバレンタイン。
僕には好きな子がいる。
その子は明奈ちゃん。
晶の幼なじみの蓮也とあすかちゃん。
明奈ちゃんのお父さんとお母さんなんだ。



僕のお父さんたちが死んで晶たちに引き取られてからすぐ知り合った。



『楓。この馬鹿は蓮也。こっちはあすか。俺の幼なじみだ』



そう言って紹介してくれた。
僕と同じぐらいの女の子がいた。



「わたし、あきな。名前は?」
「ぼくはかえで」
「かえでちゃん。よろしくね!」



明奈ちゃんはそう言って笑ってくれた。
蓮也が晶の幼なじみのせいか、よくぼくたちは明奈ちゃんのお家に行ったりしてた。



「はぁ……」
「どうしたの?明奈ちゃんに降られた?」
「!?な、何で!?」



ぼく、瑠衣たちに明奈ちゃんが好きとか話してない。
晶はともかくも瑠衣には絶っっっっ対に言ってないはず!!


「楓もさ、晶と同じぐらい顔に出るんだよ?明奈ちゃんもしかしたら気づいてるかもしれないね」
「瑠衣の意地悪!」



瑠衣は楽しそうに話す。
晶ほどじゃないとは思うけどなぁー。



そんな時
噂で明奈ちゃんに彼氏ができたって聞いた。



「楓くん」
「ゆっくん」
「キミ、秋月さんのこと好きだったもんね」



ゆっくんはしばらく何かを考えていたかと思えばこんなこと言ってきた。



「楓くん!秋月さんに告白しなよ!」
「え……」
「噂はガセだと思う」
「……」



明奈ちゃんに告白!?
無理だよ!



でも、誰かにとられるくらいなら。



今年のバレンタインは土曜日だから、前日がバレンタインみたいなものだった。



「楓ちゃん!明日時間ある?」
「うん!あるよ」
「じゃあ、11時頃いつのもの公園に来て!」
「明奈ちゃんのお願いなら行くよ!」



不安半分、期待半分で僕は待ち合わせ場所に向かった。



「楓ちゃーーん!」
「明奈ちゃん」
「待った?」
「全然!」



僕たちは、公園で話をしながら歩いていた。



そして。



「か、楓ちゃん!これあげる!」



明奈ちゃんは綺麗にラッピングされた包みを僕に渡してきた。



「他に渡したい人いるんじゃない?」
「……」



嫌な言い方しちゃったな。
どうしよう。



「楓ちゃん。わたしがチョコあげたいのは、パパ以外じゃ楓ちゃんだけなんだよ?」



明奈ちゃんは顔を微かに赤くしながら言ってくれた。



「そんな顔されたら僕の都合のいいように取るよ?」
「えっ……」
「だって、僕は明奈ちゃんが好きだから!」
「私も!私も楓ちゃんが好き!」



嬉しすぎてこのあとのことはよく覚えてない。
明奈ちゃんに、彼氏ができたって噂は僕のことを相談してたらしい。



以上楓のバレンタインの話しでした。





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