「…気持ち悪い」
いままでテーブルでののじを書いていた創耶がどこかぼーっとしながらポツリと呟く
「創耶?まさか…」
姉の様子に眉間にシワを寄せて見つめていた深夜の横を莉央がスッと通りすぎそのまま…
バシンッ―
そのまま勢いよく創耶の背中を叩く
「っ…い、いたい…」
プルプルと震えながらその場にうずくまる創耶を見下ろしながら腰に手をあてて溜め息をはく
「ふぅ〜危ないところだった」
「な、なにすんのよ莉央〜…」
「……つれていかれるぞ?」
莉央のその言葉にサッと顔を青くしキョロキョロと創耶は辺りを見渡す
その様子を見ていた深夜はとなりの玲音にそっと話しかける
「玲音さんはどう思う?」
「…めんどうなことになった」
少し眉間にシワを寄せながら玲音は重い溜め息をつき近くの椅子に腰をおろす
[ 6/17 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]