短編 | ナノ

 悪い男

「なまえ貴女にお願いがあるのです。花や木が育たなくたってしまった土地があるのです。どうやら冥王軍の仕業のようなのです…。土地をなまえの力で蘇えらせていただきたいのです。」





なんてアテナが可愛い顔してお願いしてくるんで…まかせろ!!!と言ってでてきたけど…まさか…この男と一緒だったなんて…

「なまえ大丈夫かい?きつくない?」


爽やかな笑顔が似合う男 シジフォス

「あー、うん大丈夫。」

爽やかだけど『裏』の顔知ってるだけにあまり長時間一緒は勘弁だったんですけど…

「きつくなったらいつでも言うんだぞ?」
「りょーかい。。」

そう爽やかに笑うシジフォス…別に嫌いじゃない…
むしろ、シジフォスの事好きなんだけど…
あたしの勘がシジフォスに捕まると大変だといっている


「きつくなったら抱いてあげる。」
「はぁぁあああ!!??な、な、なんでよ!!」

何で抱くんだよ!!関係ないじゃん!!


「ん?抱っこして歩くって意味だけど??」
「!?…っチ…紛らわしい言い方すんな!」
「紛らわしいって何故かな??普通だと思うけどな?抱くって言葉で何を想像したの?なまえ?」

あのわーるい顔で近づいてきて、右手であたしの顎をクイっと持ち上げる

「っつ〜!!!わかってて言ってんでしょ!!質悪い!!」
「クッ…、はいはいごめん。慌てるなまえが可愛いもんだからつい…ね。」
「からかうな!!!だから、シジフォスと一緒は嫌なんだ!いっつもいっつもこうしてからかう!!」

「ククっ…、ごめんって。さ、遊びは終わりにして…そろそろこの辺りで休もうか。だいぶ暗くなってきた。」

女性に野宿は本当申し訳ないけど…と言いながら シジフォスが野宿の用意をしだすから、あたしも荷物を置いて用意を手伝った



―パチッ パチッ


暗い森の中に火の音だけする…
ときたま動物の声や歩く音がしてその度にビクっと反応してしまい シジフォスに笑われる

「さむ…」

火の前にいるし毛布を羽織ってるんだけど冷え性なあたしは寒い。シジフォスは任務に行くときの普通の格好でいるけど寒くないみたい

「なまえ。そんなに寒い??」
「うーん。ちょっとね…あたし、寒がりでさ。。」
「そうか…じゃ…」

シジフォスがコートの前を開けながらこっちにやってくる

「いいよ、シジフォス。それ脱いだらシジフォスの方が寒くなるよ。」
「ん?俺は大丈夫。こうするから…」
「え??」

―ギュッ


「ほら…こうすれば二人とも暖かくなる」

シジフォスの声が近い…というか近すぎる!!
だって…シジフォス あたしの事抱きしめてるし!!!
コートの前を開けたのは後ろから抱き締める為だった…

「やーあのーえー。は、離れてよ!」
「どうして?」
「っつ…!?」

シフォスがあたしの耳に口を寄せながら言う
わかっててしてんだろっ!!!この男は!!!

「暖かいでしょ?」
「そうだけ…どっ!!」

シジフォスの抱きしめる力が強くなる そしてあたしの首筋にチュッと音をたてながら吸いつく

「んぁ!?ちょ…な…にす…んんっ!」
「いい匂いがするなと思って…あと…美味しそうだったから」
「美味しくない!!はなれて!!」

腕からでようと動くけどさすが聖闘士…ビクともしない…

「ははっ、逃げようとしても無駄だよ?」
「くっそーー!」

後ろから抱きしめられて心臓がうるさいくらいドキドキいってる
やばい…やばい…このパターンはやばい!!逃げなきゃ!!

「ふぅ…なまえ。。言うこときかない子にはお仕置きが必要だね…」
「へ!??」

無駄だと言われても逃げようとするあたしにキレたのかシジフォスの声が低くなる…

「んっ!??ちょ!?やぁっ…!!」

シジフォスの左手があたしの胸を掴む 左手はスカートの中に…

「なまえが悪い。」

耳元で囁かれながら胸を揉まれ体が反応する…

「あっ…やめっ…!んん!!」

シジフォスはあたしのお願いを無視し太ももの内側を厭らしく撫でながら上へとのぼってくる

「だめって…ばぁ…あぁ…」

上がってくる手を押さえたけど耳を舐められ力が入らない
それをいいことに揉む手は激しくなるし 手は下着の中へ…

―クチュ

シジフォスの指が入り口を擦る

「あぁッ!!んんっ!あ…んっ…」
「フッ…、なまえ 嫌って言いながら 此処こんなに濡らして…素直じゃないなぁ。」
「う、うるさ…いっ…!んん…はぁ…あっ…」
「もしかして…さっき抱いてあげるって言った時から…?」
「んな、わけないで……ひゃぁ…!」

否定しようとしたら指が中へと入ってきた
その指は小刻みに中で動かされて…

ど…しよ…っ…気持ちいい…

鍛錬や戦いでシジフォスの指はゴツゴツしてて…そこがあたしのイイとこにあたってめっちゃ気持ちいい…

「なまえの中…熱い…絡みついてくる…」
「んぁ…あ…んん…!」

シジフォスの腰が揺れる…
硬くなったシジフォスのモノがあたしのお尻に押しつけられた…

「シジ…フォス… あぁ…やぁ…っ!」

シジフォスの名前を呼んだら指の動きが早くなった…

「なまえっ…」

あたしの名前を呼びながら抱きしめる力が強くなり指の動きも激しくなるクチュクチュと厭らしい音が静かな森に響く

「も…だ…め…っ…」

このままじゃ…シジフォスの指であたしイッテしまう…イク事をやめようと思うのにあたしのアソコはシジフォスの指を逃がすまいと締めつける

「あぁ…や…っ…イクっ…やぁぁ…!!」
「なまえ…っなまえ…!」


あたしがイク瞬間…
シジフォスはあたしの名を呼びながら腰を強く押しつけてきた…そしてあたしをきつく抱きしめた後…

「なまえ…好きだっ…」

その言葉を聞きながらあたしは意識を手放した…





「シジフォスの馬鹿!!エロ!!!」


目が覚めるともう朝で…
シジフォスは朝日を浴びながら「おはよう、よく眠れた?さぁ、行こうか?」なんて爽やかに言うもんだからどついてやった

「ごめんって。でも、なまえが悪いんだよ?」

と言いながら全く悪びれてない…なんて男だ!!アテナに見せてやりたい!!!
好きだと言っておきながらそれに全く触れはしないし何もありませんでしたな雰囲気!!けしからーーーん!!!

「シジフォス…聖域に帰るまであたしに近づくの禁止ね!半径一メートル近寄ってはいけません!!女神としての命令!!!」
「うわぁ。横暴だな…。」
「うるさいっ!!!」

不服そうだったけど…それから何度か野宿したり宿に泊まったりしたけれど触れてくることはなかった…だから…安心してた……んだけど!!!!!

「シジフォス…。あんた…」

いま、あたしはシジフォスに押し倒されてる。

無事に街に着いて 原因の冥闘士をシジフォスがさらっと倒して。んで、あたしが枯れた草木や土地を小宇宙を使って甦らせた、めっちゃ膨大な小宇宙を使ってあたしは倒れてしまったんだな!それをシジフォスが抱きかかえて宿まで連れていってくれて…ベッドにあたしを降ろした…。そしてあたしはそのまま寝てしまい…気づいたら朝!

シジフォスは「体調どう?」って気遣ってくれて…あたしもそんなにきつくなかったから大丈夫って答えた……そこまではよかった!!!!!

その後に「早く聖域に帰らなくちゃね」って言った途端 シジフォスがあたしをベットに押し倒してきた

「何?なまえ…」
「弱ってるあたしに何する気?」
「さぁ?何だと思う?」

でたっ!悪い顔!!

「何でしょーね?わかりませんっ!いーから早くどいて!」

シジフォスの胸を押し返すけどもビクともしないっ!!本気でこの状況をどうしようかと考えてたら

「なまえ……早く聖域に帰りたい理由があるの?」
「へっ?」
「早く帰って会いたい人でもいるのかな?」

な、なんだこの質問はっ!!しかも、真面目な顔で言うから焦る

「い、いないよ!たださぁ、早く帰って知らせないといけないし。シジフォスは他にも沢山しなくちゃいけないけない事あるからだよ!」
「本当にそれだけ?聖域に好きな人がいるんじゃないの?」
「はぁ!?なにそれ?好きな人?」

あー、やっと押し倒された意味がわかった!
なーんだシジフォスはあたしが好きな人がいるから早く帰りたがってると思った訳か!
だから、帰すまいと押し倒した訳かっ!

「あのさぁ、あたしいつも素直じゃないけどさ…その…シジフォスの事が好きなんだけど?」
「えっ!?」
「驚く事ー?何だかんだシジフォス以外にも触ってくる人いるけど全部殴ったりして拒否してるし…この前の森の事だって…小宇宙をだしながら殴ったら抵抗できたし…」
「なまえ…」

シジフォスが嬉しそうな顔で抱きついてきた…
いつも、悪い顔しながらからかってくるのに…

「ん?」

シジフォスを抱き締め返してたら、太ももを撫でられる感触が…

「シ、シジフォスさん??」
「想いが通じあったら…する事は一つ…だよね?なまえ」






「あっ……んっ…」

シジフォスの舌が硬くなった乳首を弄ぶ
飴を転がすように舐められたり、チュッという音をたてながら吸いつかれる

「あっ…あっんっ……」

シジフォスは舌使いが上手くてちょっとヤバイっ…乳首がジンジンと痺れてくる

「そこっ…ばかり…やだ…」
「ん?じゃぁ。なまえは何処を触ってほしいんだい?」
「別に…どこも……ないっ…んんっ!」
「本当に素直じゃないな… 此処はこんなに素直なのに…」

シジフォスの指がアソコの割れ目をなぞる

「やぁっ…あっ…」

クチュクチュクチュとわざと厭らしい音をたてながら手のひらで擦りつけてくる
手が敏感なクリトリスにも触れて ビリっとした快感が走る その時あたしの体がビクついてしまって それが気に入ったのかソコを何度も何度も擦ってくる

「もっ…いじ…わるっ」
「好きだからついね?」

そう言いながらキスされる
シジフォスの舌があたしの舌を絡めとり、激しく動かされる 噛みつくようなキス
でも、ちゃんとその中にも優しさや愛しさも込められててそれだけで気持ちよくなる

「ん…ふっ…」

キスだけでも気持ちいいのに、シジフォスの手は止まらず中に指を挿れてくる
長い指があたしの中をでたり入ったりする
その度にグチュグチュという厭らしい音がして快感を煽る

「やぁっ…あっあっ!んっ…あぁ…」
「なまえ気持ちいい?」
「もうっ…あぁ…んっ」
「イキそう?」
「んんっ……あっ…はぁっ…」

気持ち良すぎて返事ができない

「待って…なまえ…」

そう言って指を抜き硬くなったシジフォス自身を挿れてくる

「んんっ…!」

一気に挿れられ仰け反る

「はぁ…なまえ…」

シジフォスが熱っぽい声であたしの名を呼ぶ
それが凄く色っぽくて何故かあたしも感じてしまう

「あっ…あっ…シジフォ…スっ」
「くっ…」

シジフォスの首に手を回し耳元で名前を呼び返すと掠れた声と同時に腰の動きが激しくなり、奥へと奥へと…打ちつけてくる

「やぁっ…激しっ……!あっあっ…」
「なまえ…っ」

シジフォスのモノが硬さを増してく

あぁ…シジフォスがあたしで感じてくれてる…
そう思うと自然に膣が締まり シジフォスの眉間に皺がよった

「くっ…なまえ…もうっ…」
「んんっ…シジ…フォスっ!あたし…もっ…イクっ!あぁ…!」

シジフォスが奥へと力強く突いた瞬間にあたしもイッた…







「はぁ…キツイ…」
「すまない…無理させてしまったね…」
「本当……5ラウンドもするとはね…」

一回イッタ後…すぐシジフォス様は復活なされ2ラウンド開始。2ラウンド…3ラウンド…じゃ終わらず5ラウンドまで…聖闘士の体力にはついていけない

「ずっと我慢してからね…」
「なら、今も我慢できたでしょーよ?あーもう!明日も一日ゆっくりしたい!」
「そうしたら?」
「でも、シジフォス早く帰らなくていいの?」
「いいよ?任務に行けば2、3ヶ月戻らないことあるしね。」
「そっかぁ…じゃあ…休もうかな。」
「ここの宿の店主は土地が復活したお礼に一ヶ月ぐらいタダで泊めてくれるらしいよ?その間は二人きりなれる」
「……一ヶ月もシジフォスと二人きりなんて…あたし妊娠するわ。」
「………」
「何?シジフォス黙って…なんか反応してよ。」
「その手があったか…」
「!?」

ボソッと呟いたシジフォスが怖いっ!

「なまえ…子作りしようか?子供ができれば他の聖闘士達も君にちょっかいかけれないだろうしね。」
「えっ??マジで?聖戦前だよっ!?ちょっ!?やめっ!あっ…んっ…またぁ…?」





その日は6ラウンドで終了。
その後、一ヶ月間みっちりと濃い時間を二人で過ごした。毎日、3ラウンドは当たり前…
聖闘士の体力ハンパネェ!!

一ヶ月後に聖域に無事に?帰りつきました。
その半月後あたしはちゃんと女の子の日がやってきました。
それをシジフォスに報告したら「残念だ」と言った後に、すんごい悪い顔で「チッ…」と舌打ちしてたのをあたしは見逃さなかった!!