白夜叉バレボツネームA | ナノ

 設定や流れの前提

起承転結の「起」しか起こせなかったボツネームのその後を紅夜さんが綴ってくれた素晴らしい作品です。しかもはじめはドロドロしているのに丸く収まっているオチまで完璧な一作。

設定1
土方と銀時は恋仲だがまだ互いの思いを伝えていない段階。多分時期的にバラガキ編前で、真選組側は銀時がかつて「白夜叉」だった事を知らず、今回発覚。

設定2
土方:銀時にメロメロ。頭を撫でてくれたり、銀時の髪色を褒めてくれる。銀時を可愛がる。
銀時:土方に心開いている。銀髪と目の色がコンプレックスで、不定期に過去の悪夢に襲われる。(主に攘夷戦争関連)その最中は昼寝でも悪夢を見るので、時期が収まるまで体調が万全ではなく依頼も自分は参加できない。
新八と神楽:銀時が悪夢にうなされる間は簡単なものや、銀時がいなくても引き受けられる依頼を受けたりして身を案じる。
近藤:銀時を逮捕したくない。
沖田:銀時に惚れていたが、土方とつるむ姿を見て遠くから銀時を見守っていた。

流れ
土方が銀時と街中を歩く中すれ違いに通った親子の子供から「あのお兄ちゃん髪染めてるよ、不良なの?」と言われ落ち込む。土方は銀時が髪色や目の色にコンプレックスを抱いているのを知っているので「雨上がりでいいから水たまりで顔見てみろ。雨が止んだ後の晴天にお前の銀髪一本一本が反射して綺麗だぞ」と褒めてくれる。
しかしその後銀時は悪夢の時期に苦しめられ、外に出られず寝転がる日々を送る。その最中、子供達は銀時の為に夕飯の材料を買い込んだ帰り道、隊士を引き連れた真選組と会う。
土方は子供達に銀時の事を尋ね万事屋へ。
子供達も慌てて後を追うが、家の中で寝る銀時に向けて土方は「桂と交友関係を持ちながらそれを上告しなかった罪」により逮捕状が下されたと告げられる。
土方は銀時に惚れ込んでいたせいで、白夜叉だと発覚した後一気に愛情が憎しみへ変化。(可愛さ余って憎さ百倍的な)

体調が万全ではなくぐったりしている銀時はのらりくらりと「後にして」と断り、それに激昂した土方が銀時を殴りつける。「どうして俺じゃなくて桂側なんだ」と負の感情をぶちまけられる中子供たち到着。銀時を庇い土方の前に立つも、彼は今までコンプレックスに抱いていた容姿について罵倒。銀時はパニックになって「俺は化け物じゃない」と震える身を立ち上がらせ墨汁で髪を黒く汚し、「ほら髪黒い。俺人間らしいでしょ?」と尋ねる。

土方はいつも撫でていた「フワフワしている綺麗な銀髪」を汚された事により最後とどめの一発「いや・・・化け物らしくなっただけだ」と言い放ち、身から力が抜けてサアと涙を流しショックを受ける銀時でネーム終わり。


前提としてそこから始まります。
ネームでここで終わりですが、漫画でご覧になりたい方は再臨計画A〜白夜叉バレ〜をどうぞ(pixivに飛びます)

prev back next


[ back ]



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -