高校を卒業して、看護学校に進学した 結果、実家を離れての一人暮らしが始まった 「……自由だ」 一人暮らしを始めて、1週間が経ったころ、私はそう思った 誰に何を言われるわけでもなく、自分の好きなように生活できるから 土日は寝坊して、夜は遅く寝る 実家にいたころは、こんなこと出来なかった それが今や、やり放題である 思わずつぶやいた私の思いは、誰もが経験のあることだろう 学校が始まれば勉強が大変で、疲れ切って帰っていた そんな時は、家が恋しくなったりした 基本的に家が大好きな私は、本当に用事がない限りは家でゴロゴロ 土日はそんな感じで過ごしていた ようやく学校にも慣れたころ、私は運命の出会いをすることになるのだった <* | #> しおり+ もどる |