天空闘技場にて与えられたわりと立派な部屋
その広々としたベッドの上にミライが胡座をかき座っている
「発かぁ…やっぱり便利なのが、でも死にたくないからな」
むー、と唸るミライ
時計を見ると既に針は2時を指している
頭の中に創りたい能力のカタチは出来ているらしいが、たくさんありすぎて、どうすればいいか分からないらしい
「……ま、地道に1こずつ開発しますか」
そう決めたミライの行動は早く、夜にはほとんど能力を完成させていた
(やっぱりトリップしたからかなぁ、簡単に創れた)
ベッドに腰掛けそう考えるミライはとても嬉しそうだ
(必殺技も出来たし、あとは修行して強くなるだけ)
ヒソカと将来闘うために、喜んでもらうために……
ミライは自分では気付いていなかった
自分の中でヒソカという存在が大きくなっている事に
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