トリックタワーにて私は今、主人公組と一緒に行動している
トンパの場所を奪った私は無事に勝利した
ゴンもロウソク対決を制し、次はクラピカの戦いを待つばかりだ
目の前のリングにはガタイはまぁまぁいいが、不細工な男がいた
「ねぇレオリオ、あいつすっごい不細工じゃない?」
「……毒舌だな、おい」
苦笑いを溢すレオリオ
キルアとゴンは、目の前の戦いを見ている
クラピカの相手はデスマッチを希望し、クラピカも同意した
が、相手はクラピカの神経を逆撫でする
(クラピカに蜘蛛の刺青なんか見せて、バカみたい)
殴られて気絶したキモい男は、体中をピクピク痙攣させている
「……気絶してもキモい」
「ミライ、かわいそうだよ!あの人だってキモいこと気にしてるかもしれないのに」
このゴンの言葉にキルアが突っ込みをいれた
「お前もじゅーぶん酷ぇこと言ってるぜ、ゴン!」
「あ、そう?」
そんなこんなしているとクラピカがリングから帰ってきた
「大丈夫か、クラピカ?」
「あぁ、私に怪我はない」
「つーかお前に近づいても大丈夫か?」
レオリオがクラピカに問う
「……雑魚だということは分かっていたんだがな
あの刺青もニセモノだと分かっていたが、蜘蛛を見たとたん目の前が真っ赤になって……」
自分で呆れたように話すクラピカにミライは耳を傾ける
「……というか普通の蜘蛛を見かけただけで逆上して性格が変わってしまうんだ」
クラピカのカミングアウトに、ゴンとレオリオは蜘蛛を見せないと胸に誓うのだった
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