次々と崖を飛び降り、卵をとりに行く人々
(……はぁ、私も行かなきゃ)
そうは思うが、やはり怖いものは怖いわけで……
私は立ち尽くすのだった
(でも、来たからには合格したいしな)
私は意を決して、崖から飛び降りるのだった
(ヤバい、これはヤバい!怖いし、死ぬッ)
ビュゥー、と落ちるなか私は心の中にて叫びまくるのだった
が、死にたくないから糸につかまり卵をすぐ取る
安堵した私は、ほっとしながら崖を登るのだった
「ミライ、」
「ヒソカ……」
目の前には、ヒソカがいた
「ミライ、大丈夫かい?
顔が真っ青だよ」
「ん、大丈夫」
ヒソカの隣に並び、そう告げる
「……ありがとうヒソカ」
「なにがだい?」
首を傾げるヒソカだが、私は知っていた
ヒソカが私にバンジーガムをつけてくれていたことを
prev next