ザバン市に無事到着したミライはすぐさま定食屋に向かった
開発した能力「夢見る少女」を使ったのだ
マンガの技が使えるので、あの未来の猫型ロボットの扉を使用したのだ
そして移動費がかからず、ミライはご機嫌だ
定食屋に入り、あの名台詞を告げるミライは楽しそうだ
「おじさん、ステーキ定食弱火でじっくり」
主人公組と同じように進みステーキ定食を食べ、番号札を貰う
「406番……最後ね、狙い通りだわ」
主人公組とかの番号がずれたらヤだしね!
既にヒソカは到着しているらしく、気持ち悪いほどねちっこい視線とオーラを感じた
「やぁ、久しぶりだね」
「ヒソカ、」
「くくく、寂しかったかい?」
「…べつにー」
私は性格がこんなだから、素っ気ない態度しかとれない
ま、今じゃヒソカと暮らしたせいで普通に会話は出来るようになった
最初は無駄にビクビクしてたんだけどね、慣れちゃった
そんなこんなで私と私を拾ってくれたヒソカは一緒にいる
たまに周りの視線がウザくて嫌になるけど、ヒソカが私の世界の中心だから
図太くなっちゃったわ…
楽しそうに笑うピエロの横で、私はこれからの未来に思いをはせた
prev next