持て余した熱 どうしよ、オレ、オカシクなっちまった! 田島は自らの胸の内でそう叫んだのだった 時を遡ること1時間前 部活も珍しくオフだったオレは家族が誰も居ないのを良いコトに、まぁシテた オレだって健全な学生だし、溜まるモノは溜まる それを解消しようと風呂場に向かったオレは、いつものようにシテいた が、エロ本の女を思い浮かべようともダメだった 痛いほどになっているオレの息子だが、裸の女を思い浮かべてもダメだったのだ 慌てたオレはとりあえず抜こうと思い、自身に手を伸ばすがまたもや悲劇が 「なんでイケねーんだよ!?」 出したいのに出せない ジレンマに陥ったオレは、息子を持て余したまま風呂場に立ち尽くすのだった |