「ならクレア、早速ダドリーに何かしたらどうだい?」


ニヤリと笑みを浮かべるハリーにそう言われ、クレアもニヤリと笑い返す



「いいねッ!今までの憎しみを込めてダドリーへの初めてのプレゼントッ」



「楽しみにしてるからね、クレア楽しませてよね?」



「任せて!」



ハリーとアイコンタクトをしたらちょうどよくペチュニアがダドリーをつれてきた



「さぁさぁダドリーちゃん!朝ごはんにしましょっ」



母にそう言われダドリーは太った体をイスに押し込みベーコンを食べ始めた


クレアとハリーもテーブルにつき朝ごはんを食べ始めたが、クレアの頭の中には違う事が浮かんでいた



ダドリーは何も知らずに朝ごはんを食べ続けている

瞬間ダドリーの座っていたイスの足がおれ、地面にダドリーは落ちた


「っなんだよ、これ!」



悪態をつくダドリーの頭の上には食べかけのベーコンと卵が乗っている


「くっ」



笑いをこらえるハリーには原因がわかっている

クレアだ
チラッとそちらを見ると、クレアは朝ごはんを黙々と食べ続けている



「まぁダドリーちゃん!?どうしたの!?
早くお風呂に入らなくっちゃ!」


ペチュニアが慌ててダドリーに駆け寄るのを双子は笑みを堪えながら見ていた



バタバタとキッチンを出ていくダドリーとペチュニアを見ながら、双子は笑いを堪えていた



「あいつの顔、見た?
ああ、いい気味ッ!」




「確かに……でもこんなんじゃまだまだだね

あいつらにはもっと苦痛と恐怖を味わって貰わないと」



クレアの言葉に悪どい笑みを浮かべながら話すハリーに流石のクレアもひきつった笑みを浮かべた



「……苦痛と恐怖って………」



「そこまで酷い事はしないよ?ただ少しだけ怯えてほしいかなぁって思っただけ」



「なら良いけど……」



片割れの将来に少し不安を感じたクレアだった






prev next


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -