人気者の隣
草「緋菜おはよう!!」
『おはよう草平!!』
今日の朝も心地よいです。
今までとは違い、朝からたくさんの人と朝の挨拶を交わらせるから。
ただ、実紅は朝から悲惨だったみたいでもう疲れています。
そしてなぜかいつもより早く家を出た実紅はいつも通りに準備していた私を置いていきました。
草「あれ!?緋菜っ!!実紅は??」
『先に行っちゃった〜』
草「せっかくみんなで一緒に行こうと思ったのに。じゃあ緋菜一緒に行こうぜ??」
『うん!!行こう!!』
私と草平は一緒に家を出た。
しばらく歩くと隼人クンと合流。
隼人クンは草平とは違って全く喋らず相討ちだけする。
だから私はずっと草平と話していると、前には先に家を出た実紅と健人がいた。
草「実紅ー健人ー!!」
健人「草平じゃん!!あっ緋菜〜♪」
『おはよう健人。実紅置いて行かないでよねー』
実「ごめんごめん…」
二人の姿を見つけた私たちは走って駆け寄って一緒に学校まで歩いた。
学校近くになれば周りにたくさんの生徒が同じように登校していた。近くにいた女子生徒はこちらをチラチラと見てはこそこそと喋っている。実紅はそれを聞いて悲しい顔をした。それは私も同じ。だって、女の子たちはトップスリーが並んでるのに興奮してるのと同時に、それを独占してる私と実紅の文句を言ってたから…。
草平と隼人クンは何も気付かず普通に話してきて正直困った。けど、気付いた健人が先に行けって言ってくれて私と実紅は3人から離れた。草平は一緒に行こうよって愚痴ってたけど、健人がフォローを入れてくれたため納得してくれたのかそれ以上何も言ってなかった。
少し走って後ろを振り向くと健人は周りの女の子に手を振って笑顔を振り撒いてた。草平は変わらず隼人クンに話をしていた。隼人クンに目を向けたら何故かこっちをじっと見ていて目が合った。
私は慌てて前に向き直しまた実紅と少し走って学校に向かった。
昼休み
私はいつも同じクラスの遥香と美奈、健人と風磨と実紅のクラスの芙美子と亜美、健と新太のこの10人でいることが多い。
今日は実紅たちの教室にお邪魔していた。
新「健なに見てんのー??」
健「あっいや…」
美「小澤サンねー」
芙「ライバル多いよ〜」
亜「そっかぁ〜健もウザミユね。」
健「ばっか///!!ちげーよ!!」
健人「へぇ〜みゆきチャンか〜(笑」
『えっ見たい見たいー!!』
健「ちょっ違うからね//!?緋菜誤解しないでよ??」
『大丈夫♪』
健「緋菜…」
『誰にも言わないから♪』
健「ちがっ…緋菜誤解だから〜」
健人「残念だったな健!!まぁ緋菜には俺がいるから♪」
風「てか、ウザミユって??」
健が見てた女の子はとっても可愛らしくてキラキラした小澤みゆきチャンという子みたい。
亜美と芙美子がそのウザミユってことを教えてくれたんだけど、そしたら実紅が突然顔を青くして教室を飛び出して行った。
『実紅っ…!?』
遥「いきなりどうしたんだろう??」
美「顔色よくなかったよね…」
人気者の隣
(学校で今まで通りにして!!
下宿のことも秘密で!!)
(えっ…??急に実紅どうしたの??)
(名前で呼ぶのも止めて!!
ウザミク…とか無理だから!!)
20120928
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