夏休み真っ只中。
私の家にて晴矢とお家デート中。

「暑い。」

とヘタる晴矢に

「アイス持って来てあげようか?」

と冷凍庫に入っているアイスがあっただろうと思い、そう言うと晴矢は

「まじか!!」

と元気になった。
私は急いで台所へと向かい、冷凍庫を開ける。見るとカップアイスが1つ入っていた。

「1つかぁ、まぁいいや。」

と呟き、スプーンとアイスを持つと私は自室へと、向かった。

「お、来た来た。」

となんかすごい態勢になっている晴矢が言った。「はい、どうぞ。」とアイスを渡せば、「サンキュー。」と言って起き上がった。

アイスを食べ始める晴矢の隣で、何をしようかと考えていると、

「名前。」

と呼ばれ、「んー?」と返事すれば、

「名前の分わ?」

と聴かれた。「ないよー。」と答えれば、「なんで?」とまた聴かれ、

「それラストだったから。」

と言えば、「なんかごめん。」と晴矢のしょげた声が聞こえた。

「謝らなくていいよ。私も食べたかったら買いに行くし。」
と晴矢に言うと、「ん。」と言って、アイスがのったスプーンが私の目の前に突き出された。

「晴矢?」

と呼べば、

「食え。」

と言われた。

「いいよ、晴矢の分だし。」



「はい。あーん。」

と見事にスルーされた。

「あの、聴いてました?」

と晴矢に言うと、

「自分から食わねぇーなら、食わさないといけねぇーだろ。」

と少し顔が赤くなった晴矢に言われ、私は笑ってしまった。

「笑うなよ!」

と必死になっている晴矢に、「ごめん、ごめん。」と謝り、素直に晴矢の言う事をきく。

「あーん。」

アイスを口に含み、冷たくてとろけそうになる。

「ありがとね、晴矢。」

と言うと、

「お、おう。」

と顔を赤くしながらアイスにがっついた。



優しい彼

(晴矢顔が赤いよ?)
(うっさい!)
(もっと赤くなった。)














―――
遅くなりました!すいませんm(_ _;)m
こんな駄作のために待って頂いてすいませんでした!
気に入って頂ければ光栄です(^O^)




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