「海なんて何年ぶりだろ。」

一人呟く。

小さい頃は毎日のように海に来ていたが、王宮で即位してからは外出は許されず何度か脱出を試みたが成功することはなかった。
しかし、今日はなぜかするりと王宮から脱出することが出来た。
王宮から海まではそれほど遠くない。
見つかるのも時間の問題。
出来れば、あんな息苦しいところには帰りたくない。
それに比べて海はいつ見ても心洗われる。
出来たら、また毎日来たいもの。
そんなことを考えていると、

「海に出たいな…。」

と呟いていたらしく、

「なら俺たちとでるか?」

と声をかけられた。
声のした方をみれば、柔らかそうな帽子をかぶり、顎髭を生やした男がいた。

「あなたは?」

とその男に聞くと

「海賊だ。」

と返された。

(海賊…。海賊として海へ出てみるのもいいかもしれない。)

と海を見て思う。

「で、どうするんだ?お嬢様。」

と再度聞いてくる海賊。
私は海から海賊を見て

「仲間にしてください!」

と言った。
すると男は口角をあげて

「構わねぇが、あんたはいいのか?良いところのお嬢様なんだろう?」

と言ってきた。

「構わない、あんな生活から抜け出せるなら。」

と海賊に向かって言った。
すると海賊は

「わかった。連れて行ってやるよ。俺はハート海賊団船長、トラファルガ―・ローだ。」

と言って手を差し伸べて来た。

「私の名前は名前。これからよろしくお願いします。ロー船長。」

と言ってロー船長の手に私の手を重ねた。
私達が歩きだそうとした時、

「嬢ー!!見つけました!」

と王宮の兵達に見つかってしまった。

「あの男はなんだ!!」

と兵の一人が言った。

「こんな早く見つかるとわ。」

と私が言うと、ロー船長が

「やれやれ。」

と私の前に立った。

「ROOM」

とロー船長が言うと兵達のところにサークルが出てきた。
ロー船長を見ると、刀を一振りした。
すると、サークル内の兵達がバラバラになった。

「えっ」

あまりの出来事に声がうまく出ない。

「気を楽にしろすぐ終わる。」

とロー船長が言ったかと思うとバラバラになった兵達の一部一部が動きだしくっ付いていく。 

「なんだ!!これは!!!!」

「俺の体がぁぁぁ!!」

とすごいことになっていく兵達を見てると

「これで時間稼ぎになる、行くぞ。」

とロー船長船長に言われ、頷くと

「きゃ!」

担がれた。

「悪いな。こっちの方が早いからな。」

とロー船長が笑った。
軽くパニックになっていると、

「でもこれじゃ、俺が名前を攫ったみたいだな。」

と言葉と裏腹に愉快そうにロー船長が笑った。



新しい世界へ

(今日、たまたま海に居たんですか?)
(いや、お前を待っていた。)



















―――
はーい。よくわからん話しが出来ましたなwwwww

最後特にwwwww
ま、許してくださいm(_ _;)m



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