「七夕か…。」
と甲板で空を見上げ私が呟く。
「そうだな。」
とさっきまで居なかったローが言った。
「いつの間に、」
と少し驚いてローを見た。
「部屋にお前の姿がなかったからな。」
と優しい顔で言うロー。
「星が綺麗だな。」
とローが夜空を見上げる。
「そうだね。天の川が特に。」
と私もローにつられ夜空を見る。
「そうだな。」
とローが笑う。
「会えたかな?織り姫と彦星。」
と私が天の川を見ながら言った。
「会えただろ、こんなに天の川が見えてたら。」
とローが言った。
「だといいね。年に1度だし。」
と私。
「ロマンチックだなぁ。」
と私が呟く。
「なんなら、俺達もそうするか?」
と意地悪な顔で言うロー。
「えっ!?嫌っ!!絶対嫌!!織り姫と彦星だからそう思うの!!」
と少しパニックになりながら言う。
「冗談だよ。」
と私を見ながらローが笑う。
「もし、そうなった場合俺がもたねぇー。」
とローが言って、私を抱きしめる。
「ロー。」
と名前を呼ぶ。
「名前愛してる。」
とローが私に言う。
「私も。」
私がそう言うとローは、一段と優しい顔をして、私の頬にキスを落とした。
織り姫と彦星((織り姫と彦星に負けないぐらいの愛を…))
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お久しぶりです。本当に。
七夕と言うことで七夕ネタです。これからできるだけ頑張ります…。
織り姫と彦星 ロー