今日はキッドの誕生日!

キラーとの話し合いで誕プレを決めた私はキッチンへと向かった。
話し合いで決めたのはクッキーで、いそいそと作る準備をする。
小麦粉や卵や牛乳など用意して作ってゆく、たまにキラーが覗きに来て手伝ってくれた。
最終段階の焼く作業までいきオーブンに入れ、焼き始める。
段々といい匂いが船内に広がったのか、ドレッド達が覗きに来た。

「何してんのさ。」

「今ね、キッドの誕プレでクッキー焼いてんの。」

「クッキーか、いいな。1個くれ。」

「うん、いいよ。」

とワイワイ盛り上がった後に、キッドの部屋に向かう。
コンコンとノックし入る。

「名前。」

と私の名前を呼ぶキッド。

「なんの用だ。」

と少し声が恐いですよ。
なんか怒ってますか?

「キッド怒ってる?」

「は?」

キッドは私の問いに何を言ってるんだコイツは並の顔と声で言った。

「なんでだ?」

と聞いてくるキッドに

「いやー声が恐かったから。」

と返せば、

「それは悪かった。で、なんの用だ?」

と謝った後に、さっきより優しい声で再度聞いてきた。

「今日、キッドの誕生日だから誕プレを渡しに来たの。」

と言って、持って来た小袋をキッドに渡す。
キッドは少し驚いてから、

「ありがとよ。」

と私の頭をくしゃくしゃと撫でた。



HAPPY BIRTHDAY KID

(そーいや、キッドの奴お前と名前が話し合いしてるのを見て勘違いしてたみたいだぜ。)
(そうか…それで俺に対しての態度が冷たかったのか。)
















―――
キッドハピパ\(^O^)/
いやーキッドさんは外見恐いけど、クルー達に愛されてたらいいと思うw←



HAPPY BIRTHDAY KID 2012
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