朝からバタバタ騒がしい船内。

「どうしたのシャチ、うるさいよ。」

と声を掛ければ

「今日はキャプテンの誕生日なんすよ！！」

と返された

「たん…じょ…び…。」

「えええええええええええええ！！」

（ヤバいぞ。かなりヤバいぞ。）

「さーてどうしたものか。」

とぶつぶつ言いながら廊下を歩いていると

「名前、どうした？」

とペンギンさんに遭遇。

「いやーキャプテンの誕生日をさっき知ったんです。」

「で、プレゼントがない…と。」

「その通りです。」

「……どんまい。」

「ちよょょょ！！ペンギンさぁぁぁぁぁぁん！！」

「なんだよ。こっちも忙しんだよ、じゃな。」

「えぇぇぇぇぇ！！」

バンッ

「うるせー！！」

あら…ここキャプテンの部屋の前でしたか・・・。

「名前。お前か。」

「いやいやいや！共犯も居ますよ！！」

「ROOM」

「ちょっとぉぉぉ！！！それよりもキャプテン！！」

「なんだ。」

「キャプテンの誕生日プレゼント用意してなくて。」

「…は？」

（ビミョーな反応。）

「で、なんだ。」

「へ。」

「プレゼントなんてどーでもいい、名前。お前が居れば。」

パタン

「…へ。」



HAPPY BIRTHDAY LAW

（何今の…き、期待してしまうんですが…。）













―――
ローさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん！！
おめでとぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！
以上（笑）