「どうしよう…やってしまった。」

理科室からの物音に驚き、無我夢中で走って来てしまった苗字。

「一人の方が怖いじゃん!!」

と少し半泣きになりながら言った。

♪♪♪〜

「ぎょわ!!」

急にケータイが鳴った。

「タイミング悪い。」

と少し泣き声で行って携帯を見た。

「?」

携帯を見ると、知らない番号からの電話。

(ま、まさか…このタイミングで鳴るってことは…。)

と若干泣きそうな顔で苗字は思った。

「出て…みる?」

と誰も居ないのに疑問形で言った。

ぽちっ

「もしも『もしもし、名前!!大丈夫か!!』…!!ロー君!?」

電話に出ると、向こうからトラファルガーの声が聞こえた。

「だ、大丈夫じゃない…。」

と少し泣き声で苗字は言った。

『今、何処に居るんだ?』

とトラファルガーが聞いた。

「何処って言われても…。」

と苗字は周りを見回すが暗くて見えない。

「わからない…暗いから。」

と苗字は言った。

『そうか…。』

とトラファルガーは言った。
そのまま苗字はトラファルガーと話していたが、ふと苗字の頭に疑問が浮かんだ。

(なんでロー君がケー番知ってるの?)

と頭の中で考えていると、

「誰か居るの?」

と急に声がした。
声がした方を見ると

「結衣!!蓮!!」

「「名前!!」」

苗字は冬藤と西表の所へ走って行った。

「怖かったぁぁぁぁ!」

と若干泣いて。

「で、名前誰かと電話してたの?」

と西表を携帯を指差して言った。

「あ!そうだった!!…切れてる。いやー、ロー君からの電話だったよ。」

と携帯をポケットにしまった苗字は言った。

「思ったんだけどさ、名前。このごろトラファルガーと仲良いよね。」

と冬藤が聞いた。

「怖いとか言ってたよねー。」

と西表。

「確かに、怖いって言ってたけど、案外優しいよ!ロー君。」

と笑顔で苗字は言った。



周りは大概気付いてる

((その優しさに気付かないなんて…鈍感すぎるわ!!))









―――
寒い日が続き、ますます朝起きれなくなりました…orz
あともうすぐで冬休みなので頑張りたいと思います。
皆さんもお体に気をつけてくださいね。





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