補習1日目   午前7時半

「先生―。寮って何処?」

とウソップが荷物を背負い言った。

「ついてきたらわかる。」

とシャンクス先生がさらっと言った。


「ここだ。」

数分歩いた所に寮はあった。

「まだ新しい方だ。ここで今日から一か月過ごしてもらう。早く準備して教室に来るように。あと、男は01号室、女子は02号室だ。おら、鍵。」

とシャンクス先生は鍵を渡し、校舎に戻って行った。


「思っていたより広いな!!」

ボニーが部屋に入るなり言った。

「なんか、01号室と02号室は他の部屋より広いらしい。」

と冬藤。

「乾が居ないから、暇だなぁ。」

と西表が荷物を降ろしながら言った。

「理沙が居るじゃん。」

と苗字が言った。

「ひどい!!名前!!」

と言って石井は冬藤の後ろに隠れた。


「男子ばっかかよ。」

とトラファルガーが言った。

「ここ俺の所!」

とチョッパー。

「俺、ここでいい。」

とゾロが言って寝始めた。

「おい、ゾロ今から補習だぞ。」

とウソップがゾロを起こす。

「おら、お前ら補習組じゃねーだろ。」

とユースタスがトラファルガーに言った。

「いいだろ。名前呼ばれて無い奴自由参加だし。」

とトラファルガーは笑った。

「ちっ。」

とユースタスは舌打ちした。





       午前8時半  in教室

「今から補習を始める。席は自由でいい、それと前に詰めろ。」

とシャンクス先生が言うと、皆が座った。

一列目 教卓から見て右から
チョッパー、ウソップ、清谷、ルフィ、ボニー
二列目
石井、冬藤、エース、西表、ゾロ
三列目
キッド、キラー、苗字、ロー、ペンギン

「なんでテメーが名前の隣座ってんだよ!!」

案の定、座席で喧嘩になった。

「知らねーよ。自由に座ったらこうなったんだ。」

とトラファルガーは言った。

「お前ら、静かに!」

とシャンクス先生がキレ気味に言った。
ユースタスが静かになった所で補習が始まった。

「キラーわかんない。」

と苗字がプリントを見て言った。

「待て、今キッド見てるから。」

とキラーが返した。

「わからないのか?苗字。」

キラーと反対側から声を掛けられた。
苗字はその方向を向く。
少し驚いて

「う、うん。わかんない。」

と苦笑いして言った。

「なら、俺が教えてやろう。」

と言って、トラファルガーが椅子ごと寄ってきた。


「解けたー!!」

と苗字は言った。

「わかったか?」

とトラファルガーが苗字に聞いた。

「うん、わかったよ。トラファルガー君の説明すごく分かりやすいね!」

と苗字は初めてトラファルガーに笑顔を見せた。

「なら、良かった。」

とつられてトラファルガーは微笑んだ。
そんな調子で、補習は終わった。


「プールだぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

とルフィは叫んでプールに飛び込んだ。
皆、水着に着替えてプールに飛び込んだ。
ただし、1人を除いて…

「入らないのか?」

声を掛けられ、苗字は水に浸かっている自身の足から目を離した。

「ルフィ。うん、ちょっと入ろうっていう気分にならなくて。」

と苗字は言った。

「気持ちいいのになぁ。」

と言ってルフィは苗字から離れた。

「本当に足だけなんだな。」

キラーが来た。

「気持ちいいぞ。名前。」

とユースタスもやって来た。

「あれ?キッドてそんなに肌白いんだ。」

と苗字がキッドに言った。

「そうか?」

などと話している苗字達をトラファルガーとペンギンは遠くから見ていた。

「苗字は入らないんだな。」

とペンギンが言った。

「そうだな。」

とトラファルガーがつまらなそうに答えた。



たかが補習、されど補習

苗字(つか、あちぃ。)
















―――
久しぶりでございます。
試験が終わり時間が出来ました。
今のうちに更新しとかないと…。





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