午後6時

水族館からぞろぞろと皆がバスに向かう中、苗字はキラーとまだ土産売り場に居た。

「キラー、トラファルガー君知らない?」

キラーの隣で苗字が言った。

「お前の後ろ。」

答えたのはキラー…ではなくトラファルガー。

「うわっ!後ろに居たの!?」

と言って、苗字が振り返る。

「俺に何の用だ?」

聞いてくるトラファルガーに苗字は

「はい。これ、首里城で助けてくれたお礼。」

と言って、トラファルガーの前に袋を出した。
目の前に袋を出されたトラファルガーは、少し驚いた表情を浮かべ立っていた。

「気に入ってくれるかわからないけど。」

と苗字は少し照れたように言って、トラファルガーに袋を渡した。

(トラファルガーのお礼だったんだな。)

と隣キラーが思っていると、

「ありがとな。ま、俺的にはおまぐはっ

トラファルガーの言葉を遮るようにペンギンがトラファルガーの腹部を殴った

「?」

苗字はそれを見て首を傾げた。

(こいつ今、お前って言おうとしたな。)

とキラーがため息をついた。

「ロー!何考えてんだ!」

と苗字とキラーに背を向け、ペンギンはトラファルガーを小声で叱った。

「いいじゃねーか、告白的な感じで。なんか腹痛い。」

とトラファルガー。

「お前達、此処でたまるな!早くバスに乗れ!」

急に後ろからシャンクス先生が現れ苗字達に言った。

「「はーい。」」

と4人声を揃わせ返事した。



「あれ?キッド乗ってる。」

バスに乗り込んだ苗字が言った。

「たしか、土産に興味ないって言って、バスに戻ったはずだぞ。」

と後から乗ってきたキラーが言った。
座席に座り、もうそろそろ出発と言うところで、点呼をとっていた冬藤が

「先生ー。石田さんとチョッパー君が居ません。」

とシャンクス先生に言った。

「はぁ!?」

とシャンクス先生はア然となった。

「多分ですけど、あの2人イルカショーの所に居たと思います。」

と河島。

「あの2人は…」

とシャンクス先生が2人を捜しに行こうとした時、

「すいませーん、遅れましたー。」

「イルカに夢中になってた。」

と石田とチョッパーがバスに乗ってきた。

バスが移動している間、石田とチョッパーは、シャンクス先生と冬藤に説教されていた。




「何貰ったんだ?」

トラファルガーの隣に座っているペンギンが言った。

「これ。」

とトラファルガーは手に持っている物をペンギンに見せた。

「イルカね。」

とペンギン。
トラファルガーが苗字から貰ったのは、イルカのストラップだった。

「まさか、礼を貰えるなんてな。あいつじゃないのは残念だが。」

と笑うトラファルガーにペンギンは

「もう一発、殴られたいのか?」

と笑顔で言った。





午後11時

「飯いっぱい食ったー!」

とボニーが布団に倒れ込んだ。

「温泉も気持ち良かったわね。」

とナミ。

「もう就寝時間だ、早く寝ろよ。」

ドアの向こうからシャンクス先生の声が聞こえた。

「「「「はーい。」」」

D組の皆が布団に入りながら返事した。



明日で

苗字(明日で沖縄から帰らないとイケないのかぁ。)
キラー(早かったな2日間。)















―――
はい、テストがダブルの意味で終わり、久々の更新。
睡魔がうっとうしいです。
最近、題名が思いつかないf^_^;
なんとか頑張ります。





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