「さて、どっちが先に名前を見つけるかしらね。」

とナミが言った。

「あれじゃ、私が黙っている意味あるのかな?」

と小島。

「ふふふ、良いんじゃない。」

とロビンが笑った。
D組が各自話していると

「帰ったぞ。」

と声がした。
D組が一斉に声がした方を見た。

「トラファルガーの方が先に見つけたのね。」

とナミ。
D組のほとんどが唖然としているのを見て、トラファルガーは

「どうした?」

と言った。

「出てこれたー!」

空気をぶち壊すようにルフィが叫んで出て来た。

「ルフィのためじゃ。」

とルフィの後ろからハンコック先生が出て来た。

「あれ、サンジと瑞貴も居なかったの?」

と冬藤。

「どうせハンコック先生が居たから、ついて行ったんだろ。」

と西表が言った。




「あ、ありがとう。」

苗字がトラファルガーにお礼を言った。

「いいよ。気にすんな。」

と言ってトラファルガーが笑った。

(トラファルガー君て、笑ったら優しそう。)

と苗字が思っていると、

「トラファルガー!!」

と怒鳴り声が聞こえた。

「あ、ユースタス屋。」

「あ、じゃねーよ!」

とユースタスが近づいて来る。
途端にトラファルガーとユースタスの言い合いが始まった。
その言い合いを無視してキラーが

「何か言われたか?トラファルガーに。」

と苗字にだけに聴こえるように言った。
すると、苗字は

「…聞かれた。」

と言った。

「何をだ?」

とキラーが首を傾げた。

「好きな人…。」

と苗字が呟くように言った。

「で、答えたのか?」

とキラーが聴くと苗字は首を横にふって

「D組の人て答えた。」

と言った。

(だとしたら、トラファルガーの中でも数人切り捨てられるだろうな…。残りは、ドーレク、ペンギンかぁ…。)

「だいぶ絞られるな。」

とキラーが呟いた。

「多分だけど、その中にキラーも入ってると思うよ。」

と苗字がキラーを見て言った。

「俺もか?」

とキラーは少し驚いたように言った。

「でも…なんで聞かれたんだろう。」

「…はぁ?」

(そうだった、こいつはすごい鈍感だったな。)

とキラーはため息をついた。

「おい、名前。トラファルガーの野郎に何もされなかったか?」

シャンクス先生によって言い合いが終了させられ、ユースタスは苗字に声をかけた。

「うん、大丈夫。何もされなかったよ。」

と苗字は平然と答えた。

(嘘ついら、後々バレたらめんどくさいぞ。)

とキラーは思った。




「ロー。今回ので、D組のほとんどにバレたぞ。」

とペンギンがトラファルガーに小声で言った。

「いいじゃねーか。バレたらバレたで、そっちの方が行動しやすい。」

とトラファルガーが笑った。



隠すのは面倒なこと

ペンギン(じゃ、今黙ってくれている人が可哀相だ。矛盾し過ぎだろ。)















―――
ローさんとの絡みが増えてきますねー。
だけども、打つ時間が無いです(T_T)





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