午前7時 Inホテル

ギリギリで、朝食に間に合ったD組。
シャンクス先生が、この後の日程を言った。

「今日は…ま、沖縄らしい1日だな。」

「それより飯ー!」

とルフィが叫んだ。



午前10時

「今から、首里城を見学するぞー。迷子になるなよー特にルフィとゾロ。」

シャンクス先生はそう言って、進み出した。


数十分後

「これで、首里城見学は終了だ。全員居るか?」

とシャンクス先生が言うと

「先生ー。苗字さんが居ません。」

と級長の冬藤が言った。

キッド(たく、あの馬鹿。)
ロー (苗字が居ない!?)

ユースタスとトラファルガーは心の中で呟き、走り出した。

「おい!ユースタス!トラファルガー!何処に行くんだ!!」

シャンクス先生の言葉を無視して、2人は苗字を探しに行った。

「先生ー。ついでにルフィ君も居ませーん。」

と冬藤が言った。がシャンクス先生の耳には入ってなかった。

(トラファルガーも行くのか。)

とキラーが頭を傾げた。

(あれじゃ、バレバレだよ。)

小島が苦笑いした。

「ま、温かい目で見守りましょう。」

とナミが呆れたように言った。
それに、D組のほとんどは頷いた。




「見事に迷った。」

首里城の中で迷う所が無いのに苗字は迷った。

「いわゆる迷子だな。」

と苗字は言った。

(さて、此処からどうしよう。)

と苗字が考えていると

「苗字ー!」

と誰かが呼ぶ声が聞こえた。

「先生かな。」

と呟くと苗字は声が聞こえる方に歩いて行くと、

「!トラファルガー君!?」

思ってもみなかった人物に苗字は驚いた。

「やっと…見つけた。」

走り回って探してトラファルガーは息を切らせながら言った。

「皆が…心配してんぞ。」

とトラファルガーが言った。

(探してくれたんだ。)

と苗字は思いながら頷いた。

グイ

「へっ!?」

急に何かに引っ張られたかと思えば、トラファルガーが苗字の腕を掴んでいた。
苗字は状況を把握出来ずただただ顔を真っ赤にするしかなかった。
それを見てトラファルガーは、フッと笑い

「もう迷子になんなよ。」

と言った。

「あ、え、うん。」

苗字は下を向いて、頷いた。

少し歩いた所で

「苗字…好きな奴とか居んの?」

とトラファルガーが言った。

「え!?何で急に!?」

と苗字は顔をあげて言った。

(分かりやすい反応だな。)

とトラファルガーが思った。

「で誰だ?」

とトラファルガーが苗字に聴いた。

「え!誰って…D組の人。」

と苗字か俯いた。

(D組か…。)

「急に悪かったな。」

とトラファルガーは苗字に言った。

その後、首里城を出るまで2人共無言のままだった。



思わぬ人ほど

苗字(トラファルガー君カッコイイ。)


















―――
はい、やっとローとの絡みきました!
長かったf^_^;
これから段々と増えて行きます←予定





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