※学パロ




「ねーロー頭痛い」


ゲームをしている俺に目の前の女が言ってきた。


「お前が頭痛い事なんかだいぶ前からわかってる。」


「…あれ?ローが思っている頭痛いと私が思っている頭痛いは違うような気が…。」

とぶつぶつ言うあいつをほっといて俺はゲームを続ける。


「ねーローってば!ねーロー!ねーロー!ねー…!!ネロ!!ロー今日からネロね!」


「何処をどうしてそうなった。にしても、急すぎるだろ。」


ゲームから目を反らす


「やっと向いてくれた!頭痛い。」


「さっき聞いた。」


とゲームに戻る。


「いやいや、冷た過ぎるでしょ?アイスクリームですか?なんのツンデレプレーですか?おいしいですけど、つかローは、医者になるんでしょ?じゃぁ、この頭の痛いの治してよー。」


「馬鹿につける薬はねぇ。つか、なんだよ。何がアイスクリームだ、ツンデレプレーだ。デレ要素どこにあった。」


「ひどっ!酷すぎるよ!確かに馬鹿だけども!え?デレ要素?常に私の脳内に『黙れ!この変態やろーが。』


「大丈夫!変態はローだけだから!」


「何処が大丈夫なんだよ!」


「え?心配してくれてるの?ねぇ、ねぇ、ネロ。」


「誰がだ!俺はローだ!!」


「うん、知ってる。だって、私の大好きな人だし。」


「―――っ!!」


「あーデレたー。顔真っ赤だよー。」


「ガチ黙れ、デレじゃねーよ。」


「あ、照れか!ロー可愛い〜」

「好き勝手言ってろ。」





馬鹿につける薬はない

(こいつだけには、まじ敵わなねぇ)
(だけど…好きなんだよな…こいつを好きになった時の俺を恨む)


(あ!1つ薬ある!)
(あ?)
(ローからのほっぺちゅー!)
(よし、1回殴ろうか)
(ちょ、えぇぇぇ!)












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