今日は涼太の誕生日を含め久しぶりのデート。

「お待たせっス!」

と待ち合わせに来た涼太。

「行こうか。」

と私が言うと、涼太から手を繋いで歩き出した。

「で、何が欲しいか考えてくれた?」

と涼太に聞く、涼太はモデルで欲しい物はすぐに手に入ってしまい、少し前に聞いた時も「うーん。」と考え込んでしまった。

「あれから考えたんスけど…やっぱりわかんないっス。」

と言う涼太。
それはそれで、こっちが困ってしまう。

「んーしいて言うなら、あれっスかね。」

と涼太。
「何?」と聞けば

「名前の手料理っス!!」

と笑う涼太。
テラわんこ。

「そんなんでいいの?」

と聞くと

「当たり前っス!!逆にそれがいいんっス!!」

と返された。

「て事で、今から名前の家に行くっス!!」

と涼太が言うと、携帯が鳴った。

「あ、俺っス。」

と電話に出る涼太。

「はい、もしもし。マネージャー。え、今日っスか。」

と涼太が私を見る。
ああ、仕事かぁ。と思い

「行っておいでよ。」

と言う私。
大変だなぁ。と思っていると

「すいません!今日はどーしても外せない用事がありまして!はい、すいません!!」

と謝る涼太。

「ふー嫌になるっスわ。」

と携帯をしまう涼太。

「何で断ったの?」

と聞く私。

「いや、何でって今から名前の手料理が食べれるのに仕事なんてありえないっスよー。それに、久しぶりのデートっスよ?」

と笑う涼太。

「さ、早く行くっスよ!!」

と少し強めに引かれた手にときめいた私が居た。



HAPPY BIRTHDAY  黄瀬

(嬉しいじゃないか。)













―――
黄瀬さんの誕生日です。
おめでとうございます。
はい。←









HAPPY BIRTHDAY  黄瀬 2013
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -