女の子と間違えられるほどの顔立ち。
ツヤのあるピンクの髪。
「もー女ですよねー。」
「どうしたんだ急に。」
1人呟いた言葉が隣に居た水鳥に聞こえていたらしく反応した。
「生まれてきた性別間違えたんじゃないかとまで思うわ。」
「名前、だからどーしたんだって。」
「いやー霧野君の事だよー。」
とやっと水鳥に返事する。
「あーあいつな。」
と水鳥。
「なぜなんなに女子力高いのさー。」
「知るか、んなもん。」
「いやー別に水鳥の女子力が低いとか言ってないから。」
「そーいう意味で返事してねーよ。」
と水鳥が呆れながら言った。
「でもまぁ、サッカー中はカッコイイからなー。」
と私。
「なんだよ、名前片思いか?」
「いやまだそこまではいってないなー。」
「なんだそりゃ。」
と水鳥が言った。
「名前さん、水鳥さん休憩ですよ。」
と葵ちゃんが走って来た。
(あぁ、タオルとドリンクね。)
と神童君、倉間君と渡し霧野君。
「はい、タオルとドリンク。」
「あぁ、わるいな。」
と霧野君が私の手からタオルとドリンクを取る。
「苗字ありがとな。」
と倉間君が少し早めにグランドに戻る。
それに続いて神童君が戻る。
神童君を追うように霧野君が
「名前、ありがとうな。」
となんとも素晴らしい笑顔で行ってしまった。
爽やかな笑顔
(あれ、なんか今の笑顔で心奪われたんですが…。)
−−−
霧野さんはまじ女子力高いですね。
女の子でいいと思います(`・ω・´)