円堂守との戦いから1ヶ月。
任務は完了しなかったが、それで良かったとオレは思っている。
円堂守と戦った事で想像以上のものを得られた。
「バタップ!」
窓の外を見ているオレを呼ぶ名前。
名前とは恋人同士の仲。
「名前。」
と名前を呼び返せば、
「皆でサッカーをしようっていう話になってるんだけど。」
と名前が言った。
「してもいいが、何処でやるんだ?」
サッカー禁止の中堂々とサッカーするのはあまりにも危険すぎる。
「ミストレの家の小屋で。」
と名前が言った。
確かその小屋は十分な広さがあると聞いた事がある。
「わかった。行こう。」
と名前に言い歩き出した。
「やぁ、バタップ、来ると思ったよ。」
とミストレが言って来た。
「メンバーはこれだけか?」
とオレ。
「そうなんだよー他の奴ら用があるって。」
とエスカバ。
集まったメンバーは、オレ、名前、ミストレ、エスカバ、ジニスキー、サンダユウ。
「ゴールキーパー居ないのは痛いな。」
とサンダ。
「でも、蹴るぐらいなら出来るでしょう。」
と名前。
名前は任務には居なかったがサッカーが得意らしい。
「そうだな。」
と名前に微笑れば
「あぁあぁ、全く目の前で惚気られてもねー。」
とミストレが言った。
「いや、お前よりマシだ。」
とエスカバ。
「それなら、3対3で攻守共にしたらいいんじゃないか?」
とサンダが提案した。
「いいね。」
とミストレ。
チーム分けは、オレ、名前、サンダ対ミストレ、エスカバ、ジニスキーになった。
「技とかなしだろ?」
とエスカバ。
「技なしでも十分だ。」
とオレ。
審判もいない中でオレの合図で始まるサッカー。
今思えば、円堂守との試合もあんな任務などなければ、このように楽しかったのだろうか。と考えてしまう。
「行かせるか!」
とエスカバが来た。
「名前!」
と名前にパスする。
名前にはジニスキーが走って行き、名前からサンダにパスがわたる。
久しぶりにしたサッカーでこんなに楽しいと思えるのはきっと円堂守のおかげだろうと思いながらパスを受ける。
あのまま試合に勝っていれば、それはそれで違う日々を過ごしていたと思うが、オレは負けて良かったと痛感する事がある。
今のサッカーの試合だってそうだ、負けたからこそ出来るものだと思う。
「だぁー!!またやられたー!!」
とエスカバが叫ぶ
「1回休憩しようか?」
と名前が言い、皆座りだした。
幸福な日々
バタップ(明日もサッカーしないか?)
皆(賛成っ!!)
−−−
更新…遅いorz
すいません…。
てか、ジニスキー話していないf^_^;