フィフスセクター・聖帝 イシドシュウジ。
本名 豪炎寺修也。私の恋人。
サッカーを心から愛し、サッカーを守るために悪役になった人。

最初聞いた時は、驚いたけれどね。
修也には口止めもされている。
だから、守君や鬼道君には多分誤解されてるけど言えない…。
仕方ない、これも修也のためだから。
と目を閉じると携帯が鳴った。
ディスプレイを見ていると修也という文字。
慌ててボタンを押し「もしもし!!」と出る。

『元気がいいな、名前。』

と修也。

「だって修也からの電話だから。」

と返すと『そうか。』と返ってきた。

「どうしたの?電話なんて。」

と私。
修也がイシドシュウジと名乗り出してからほとんど連絡なんてとらなかったし、ましてや電話なんてもっての他だった。

『いや…名前の声が聴きたくなって…な。』

と修也。『それに…。』と言う修也。

「それに?」

『さすがに連絡しないと、と思ってな。』

と修也。

『あと、名前に嫌われたくないからな。』

と続けて言う修也。
「大丈夫だよ、修也。嫌いになんて絶対にならないから。」

と言うと、

『それなら安心だ。』

とホッとした声で言った。

『では、また近いうちに連絡するよ。』

と修也が言った。

「うん。じゃ、頑張って。」

『ああ、じゃな。』

と通話が切れた。

「大丈夫だよ。」

と再度呟く。
フィフスセクターの聖帝だって、修也は修也なんだから。




あなたを愛します

(そんなあなた全てを…)









−−−
久しぶりの花言葉更新です…すいませんorz
頑張りたいです…
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -