俺は後輩である高尾と恋人の関係にある。

そう、言葉通り関係にあるだけだ。

あいつの心はいつもあの緑に向いている。

お前の恋人は俺なのに？

お前の心はあいつに奪われている。

いつまで形だけの恋人の関係が続くのか…。

俺はもう限界だ。

いくらあいつに好きだと言っても笑って受け止めるだけで、あいつからは言ってこない。

お前の好きはエース様にしか言うつもりないんだろう。

俺がお前の思っていることが分からないと思ったか？

お前のことが好きなんだ。

好きなやつの気持ちなんて分かるだろ。

お前は俺を通してあいつを見ていることにも気付いている。

だけど気付かない振りをしていたのは、お前がいつか振り向いてくれると思ったからだ。

でも、お前の心は俺には向かないことが分かった。

それ程までにあの緑色の光は強い。

なら、俺のとる行動は１つだ。

お前が俺のモノにならないのなら。

あの緑を

(殺してやる)

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