※異なる影の話(※暗め)。

「俺達って似てるって前に言ったじゃん?」

「はい」

「でも実際は違うよな」

「そうですね。僕は高尾君みたいに緑間君に話しかけられませんし」

「そういうことじゃなくてwww」

「では?」

「なんていうか、パス回しが得意なところは似てるけど他は全然違うんだよな」

「僕と君は違う人間ですから」

「それを言われたらなんも言えないんだけど」

「そうですね…君は緑間君の影みたいに見られてますけど、僕から見たら君も光ですよ?」

「そう?」

「はい。緑間君が目立ち過ぎているため気付きにくいですが」

「そりゃあ、俺のエース様だからね☆」

「それでも僕にしてみれば君は眩しいです」

「そうかな?」

「はい。高尾君が影なんて僕は思わないです」

「そっか。でも俺、影でもいいんだ」

「何故ですか?」

「だって、真ちゃんのためならサポートに回る役目でもいいんだ」

「それが君の在り方ですか?」

「うん。俺、真ちゃんが大好きだから!」

「……」

「もし、この目が使えなくなっても真ちゃんを支えることだけは誰にも譲りたくない」

「高尾君…」

「俺にはそれしかできないから…俺ってばかだよね?」

「そうですね…でもそんな君が僕は好きですよ」

「…ふふっ、ありがとう」

(そういって笑う君はとても儚い)

少し病み思考な高尾ちゃんとそれを見て思う黒子っちです。

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