目が覚めると犬になっていました。

ご存じの通り、僕は黒子テツヤです。

でも今は犬になっています。

そして、なぜか高尾君に飼われています。

これは嬉しい限りですが、なぜ犬。

これでは愛しい高尾君と喋れないじゃないですか。


「テーツヤ、どしたー?」


犬に僕の名前付けてる高尾君可愛いです。


「お腹空いた?それとも散歩に行く?」


高尾君といられれば僕はどちらでも。

と言いたいところですが、できれば人間のときに言ってもらいたい。


「う〜ん…じゃあお風呂でも入ろっか!」


それは名案ですね高尾君。

高尾君とお風呂とか犬の姿でなければもっといいですが。


「よし!じゃあ行くよーテツヤ」


高尾君に持ち上げられてしまいました。

嬉しいですが、複雑な気分です。

できれば僕が高尾君を抱き上げたいです。


「ほい。俺が脱ぐまでそこで待っててね」


高尾君が僕の前で脱衣!!この場にカメラがないのが惜しいです。


「お待たせー。じゃあお湯かけるよー」


いちいち語尾を伸ばす高尾君が可愛いです。[ポンッ]あれ?


「っ!?えっ!?…くろ、こ?」

「高尾君?」

「何で、黒子が?つか、テツヤどこいった!?」

「あの…僕がその犬だったテツヤですが」

「へ?じゃあ俺が拾って来た犬は黒子だったの!?」

「はい。それより高尾君」

「何?」

「丁度、裸同士なのでこのままシま「言わせねーよ!」」

(僕の飼い主はガードが固いようです)

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