2013年高尾ちゃん生誕祭 | ナノ

4人目:伊月俊の場合

(ちょっと黒い伊月さん)

「高尾か…同じ目を持つ者同士いい理解者だと思ってるよ」

「ん?あぁ、学校は違うけど、よく会場とかで会ったら話すんだ」

鳥の目コンビ…。

「?なにか言った?」

なんでもないです。

「そう?んで、高尾とは目を使い過ぎたときどんな対処法してるか、とか話してるよ」

「なんだろ……弟みたいな感じかな?」

「歩いてると後ろ付いてくるイメージあるしね」

そう言いながらクスクスと笑う。
こうしてれば美人でイケメンなんだけどな…。

「んー…んん〜?」

ドウシタンデスカ。

「いや、ネタが思いつかなくて」

サイデスカ。
とりあえずこれを…。(カンペ)

「えっと、誕生日おめでとう」

「え?誕生日?聞いてない…」

これはあとで問い詰めないととか怖いこと言ってるなんてことはない、ないっ。

「とりあえずそれはあとで、本当におめでとう」

「あとでプレゼント持っていくから」

さて猫耳でもプレゼントしようかなー、とか言ってる。
逃げて高尾ちゃん逃げて。

(誕生日まであと17日)

prev / next

BLコンテスト・グランプリ作品
「見えない臓器の名前は」
- ナノ -