2013年高尾ちゃん生誕祭 | ナノ

19人目:10年後の緑間真太郎の場合

※真ちゃんは10年後設定です。


「和成について知りたいのか?」

和成呼び!キタコレ!!

「どうしたのだよ?聞きたいんじゃなかったのか?」

そうでしたー。あははっ。

「全く…それで和成だったな?」

こくこく(頷く)

「あいつは出来た嫁なのだよ」

嫁っ!?まさかの緑間の口から嫁発言!!

「俺みたいなやつのことも気にかけてくれるし、なにより可愛いのだよ」

あ、それは、はい。
重々承知しています。

「特に俺が急に仕事が入ったときはしょぼんとしているけど、仕事がオフになった日はベッタリくっ付いてきて甘えてくるところがまた可愛いのだよ」

「俺の嫁天使なのだよ」

くそっ…天使が嫁とか羨ましいな、おい。

「だから、10年前の俺には素直になってほしいのだよ」

「あいつのことが好きだったのに変に意地を張ってしまったからな」

「そのおかげで5年も付き合えなかったのだよ」

ま、まじで…?

「あぁ…あれは本当に辛かった…」

「和成に好きだと言っても冗談か罰ゲームだと思ってかわされるし、本当に辛かったのだよ」

それは……ご愁傷様です。

「だが、よく聞くのだよ10年前の和成」

「俺はお前のことが好きだし、それはもちろん10年前の俺もそうなのだよ」

「だから安心しろ」

「お前は俺の大事な相棒で恋人になる運命なのだよ」

お、おぉ…。

「誕生日おめでとう」

「俺と出会ってくれて……俺を好きになってくれてありがとうなのだよ」

「そして10年前の俺」

「早く腹を括れ」

10年後の緑間、男前になってやがる。
しかもツンがない…だと…!?

(誕生日まであと2日)

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