2013年高尾ちゃん生誕祭 | ナノ

14人目:黒子テツヤと火神大我の場合

「高尾君は僕の天使ですっ!」

「キリッてすんなっ!キリって!つかなんもカッコついてねーし!」

「うるさいですよ、火神君」

「…なんかお前に言われるとイラッとするな」

「そんなこと……あるわけないじゃないですか」

「いまの間はなんだよっ!?」

「気のせいです」

はいはい、夫婦漫才はそこまでで。

「ふざけないでください。イグナイト食らわしますよ」

スミマセンでした。

「高尾のこと聞いてきたのにお前が変なこと言うから話し逸れただろっ!」

「なっ、じゃあ火神君は高尾君が天使じゃないと?可愛くないと言うんですか!?」

「……そうは言ってねーよ」

「じゃあどう思ってるんですか」

「高尾は可愛いだろ」

はい、かがみんも同罪です。
だが彼が天使なのは同意。そして可愛い。

「火神君も同じじゃないですか」

「そうだな」

「でも僕の方が高尾君への思いは勝ってますが」

「……もう、それでいいわ」

「ふっ」

めちゃいい笑顔(無表情)に見えなくもない。
もうささっと去ろう。

「なんですか?…これはっ…!?」

「おっ?高尾誕生日なのか。じゃあケーキでも焼いてくるか」

「火神君、僕も食べたいです」

「お前…こんなときだけ素直だな」

「そんなことないですよ」

「まぁ、いいけどよ。……あっ、高尾誕生日おめでとう」

「誕生日おめでとうございます。今度お宅へ伺わせて頂きます」

「お前、なにしに行くつもりだ?」

「ご両親へご挨拶です」

「……そもそも恋人じゃないだろ」

「なん…だと…!?」

どうやら真っ黒子様の敬語はミスディレしたようだ。

(誕生日まであと7日)

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