13人目:黄瀬涼太+αの場合
「高尾っちッスか?」
「そうッスね〜…」
はよ、喋ろ。
「うぇっ?なんでそんな辛辣なんスかっ?」
知らん。
「……そうッスか…?」
あぁ。だから早く答えろ。
「…えっとー……高尾っちはなんかこう…お母さん?みたいな…」
……はぁ?
「いやっ!お母さんってそういう意味じゃなくてっ…ほらっ…!緑間っちへの対応が手のかかる息子を気にかける母親みたいって…思ったッス…」
ふむ…なるほど。一理あるな。
「でしょっ!?だから母親みたいでいいなーって」
「なに言ってんだ?お前」
「へ?笠松先輩っ!?それに森山さんまでっ!」
「あの子は俺の女神だ!!」
「森山……お前は黙ってろっ!」
「なぜだ!俺はあの子への思いを訴えてるだけっ…!」
「うるせぇ!!」
「いでっ!!」
いまのは森山氏が笠松氏に蹴られましたどうぞー。
「つーか……俺が置いてけぼりなんスけど…」
じゃあ、そんな大型犬にこれを(カンペ)。
「大型犬!?酷いッスよ…!ん?なんスかこれ?」
「え?誕生日!?高尾っち誕生日なんスか!?」
「そうだぞ」
「うわっ!笠松先輩!?」
「女神の誕生日だな」
「森山さん…なんスか女神って」
「女神は女神だ。女神以外になんだっていうんだ」
「森山はほっとけ」
「……はいッス」
では、どうぞ。
「高尾っち!誕生日おめでとうッス!」
「今度緑間っち抜きで遊びに行こうッスねー」
「俺も行く!」
「黙ってろ!森山!!」
「ほら、もう帰るッスよー!」
なんだかんだでバランスの取れたチームのようです。
(誕生日まであと8日)
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