2013年高尾ちゃん生誕祭 | ナノ

12人目:青峰大輝と桃井さつきの場合

「ふふっ、和くんのことが聞きたいんでしょ?」

なぜわかったし…。

「情報収集得意なんだー♪」

「おい、さつき。なにして」

「あっ!大ちゃん!こっち来てっ!」

「うぉっ…!…なんだよ」

「和くんのこと聞きたいんだって」

「あ?カズのことだぁ?」

「そうそう!」

黒い。ひたすら黒い。

「…おい。なんかいま失礼なこと考えなかったか?」

そんなことないです(野生の勘こえー…)。

「ま、いいや。んでカズのことだったよな」

「うん!」

「あー…セミ捕りにあの目は使える」

「大ちゃん!和くんは物じゃないんだからっ!」

「わかってるっつーの。じゃあ、あれで胸があればなー」

「……大ちゃん最低」

「うっせーよ」

「だって!大ちゃん胸ばっか見てっ!それに和くんは男の子よ!」

「…カズなら男でも……イケるっ!」

GJじゃねーよGJじゃ。

「本当最低。でも和くんが可愛いのは納得」

「だろ?」

ドヤ顔やめろ。
もう切り上げるかなー。

「ん?なにー?」

「これ読めってか?」

「あっ!そうだった、和くん誕生日だ!」

「まじか」

「和くん誕生日おめでとう!」

「あーおめでとー」

「大ちゃんもっと誠意込めてっ!」

「せいいってなんだ?」

「……もういい。和くん今度一緒にお買い物しようね!大ちゃんは荷物持ちで!」

「俺も行くのかよ」

「だめなの?」

「別にいいけどよ」

「ありがとっ!」

「はいはい」

仲が宜しいことで、結構。

(誕生日まであと9日)

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