コナン:日常生活で大阪弁喋れない平次 原作知識有り。推理力は本物平次と同等だが元々気弱でビビリなので探偵(そんな目立つこと)なんて出来ないと思っていたが転生してから顔の面が厚くなっており(転生特典:演技力と推理力)、メディアの前では原作通りの“西の高校生探偵”を演じている
普段は標準語で大人しい。故に和葉にはかなりの頻度で尻に敷かれているが平次本人にはその自覚は無くあくまでも頼まれたから引き受けているらしい。

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“ん? 俺の名前を知らない? そりゃーアカンなぁ、関西人なら俺の名前の一つや二つ知っておかな。常識やでじょうしき。ま、ええわ。俺の名前は服部平次、西の高校生探偵とは俺のことや!”

先日解決した事件はカメラが回っていたらしい。テレビに映るドヤ顔の自分を眺めれば眺めるほど腹が立つ程演技が上手い。上手すぎて鳥肌が立つ。ぞわぞわするわ。アレは俺じゃない、本物の服部平次でもない。

「駄目だこんなの俺じゃないいいいいいい」
「アホ黙りやヘタレ平次!」
「いった!」

叫んだら録画したワイドショーを一緒に観ていた和葉に煩いと怒鳴られた。何で貴女そんなにまじまじと観ているんですかちょっと恥ずかしいんですけど。

「ホンマなんでこないなヘタレがテレビの前だとしゃっきりすんねんやろ」

和葉の呟きに思わず耳を塞いでテレビから顔を背けていたので、その後に彼女が言ったらしい「そういうとこもええんやけど」という台詞は誰にも聞かれることは無かった。

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映画見てちょっと滾った話。迷宮の〜だけでもやってみたい
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