*エデンの落成でもしヒロインだったら
エデンの連載始める前に「不老不死の元帥」で男女それぞれ設定作って妄想してたやつ
原文ママです

>>ヒロイン/クリス・アスフォード
黒の教団元帥。容姿は20代前半の女(96)。東洋の血を幾許か引いているので見た目から若いとか言われるが実際そんなに若くも無いので複雑な心境である。流石に婆とか言われるとうん、察しよう
黒髪の美人さん。チャームポイントは赤いフレームの眼鏡。
>>イノセンス:亜使徒(マグダラのマリア)
脳に寄生するイノセンス。発動した際には朱色のマントを羽織る。
相手の生死を操るイノセンス。自身もその対象に入っており、彼女は無意識に不老不死となっている。

(最初はイエス=キリストの母であるマリア様をモデルにしようと思ってたらしいんですけど途中でマグダラのマリアに。マグダラのマリアがイエスの死と復活を見届けた証人であることより相手の生死を操るとか適当すぎるにも程がありますが、連載の設定も救世主だから不老不死だと訳分からない持論を展開してるのでお相子だと悟りました。あとネーミングセンス皆無)


食堂は何時も通り混雑していた。オーダーを取ってからでも席は空くかな、とのんびり構えていると突然、鋭い声が一帯を通り抜けた。その見知ったような声の主たちはあからさまに食堂のまん真ん中で喧嘩していた。
「…何やってるの、神田。それにアレンも」
「元帥には関係無い、です」
出来るだけ優しそうに言ったつもりだったのに神田には効果が無い。ふん、と私から顔を背ける神田に溜息を吐くと、アレンは仕方が無いなぁというように苦笑いしていた。
「関係無い? そんなこと言うんだったら最初からここで喧嘩しないで頂戴。居合わせたからには、私は君達エクソシストとファインダーの争いを止める義務があると思うのだけれど」
「っしかし!」
「悼む気持ちも分かるけどね、ここは何処? 祈るならば、神の午前で堂々とやりなさい」
「……はい」

悪魔なんて自然には作り得ない。そんなものが居るとすれば、それはきっと、人の心が作り出した幻影よ。
彼女はそう言っていた。美しい髪を揺らして、そう笑っていた。
その数日後、彼女は行方を眩ました。何者かが、“救済の力”を持つ彼女にはうってつけの場所だ、そう甘美な声で彼女を惑わせ、何処かに連れて行ってしまったのだ。彼女は今どこにいるのだろう。幸せであるといいけれど、そう今日も俺は彼女の為に花を摘む。

「あなたたちには生きていて欲しい。……いいえ、生きてもらわないと困るのよ」
だからここでお別れね。そう彼女は笑う。この状況に似つかわしくない艶やかな笑みはただ俺達を困惑させるのみだった。
「いくよ、」
彼女の背後には無数のアクマが居た。振り返らずに彼女は腰の剣を抜くと、微かに唇を動かして何事かを囁いた。
その意味を知る頃には既に、彼女はアクマの軍勢に囲まれて姿さえ見えなくなっていたのだけれど。
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『エデン主が女だったら』2013/04/24 Wed 22:29
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