2/14と3/14のおはなし

降谷零



※付き合ってない時

「ハッピーバレンタインです降谷さん」
「薔薇の花束か」
「綺麗でしょう?さっき外を回った帰りに売ってるのを見つけたので」
「……普通渡すとしたら逆じゃないか?」
「2徹したこの頭で降谷さんのお口に合うようなチョコレートを作る集中力は持ち合わせてないからしょうがないんですよ……!」
「それはお互い様だろう。それにしても花は人にあげても貰ったことはあまりないな」
「でしょう?降谷さんのデスクにわたしが飾ります!それと、そうだなあ…10分くらいしたら給湯室に来てください」
「給湯室?」
「高級感もへったくれもありませんが集中力を上げるために一緒に糖分摂取しましょう」
「はは、随分と拙い誘い文句だ」
「ホットチョコ作るんで一緒に飲みましょって言った方が良いです?」
「うーん。違うのがいいんだけど」
「我儘!」
「意味わかってないだろお前……」

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