『学校では全然おとなしいです。仕事で出れなかった授業の補習とかしてます。図書館にも行きますよ!』
「なにこいつ平然とウソついてんだ」
「あーっ!大ちゃんそれわたしの雑誌!」
「あれでおとなしいと言うのなら世の中の人間はどうなるのだよ」
「紗希乃ちんが本読んでるイメージないー」
「たまに図書館に来ますけど大抵居眠りしてます。」
「みつかんないと思ったらそんなことしてたんスかあの子!」
「えー、なになに?『大切な友達はいますか?』…?」
『そうですね、友達というか…なんだろう、遊び相手?みたいな人たちがいます。これがもうみんな個性的で!髪も性格もカラフルで…あ。ヤンキーとかじゃないですよ?そう、地毛。たぶん。で、なんだかんだ喧嘩したりもするんですけど、その人たちの好きなものに対する姿勢がすごくて。生まれつきの力だけじゃなくて、もっと強くなってやろうっていう気迫があるんですよ。どこまでも貪欲で、あつくて。わたしはそれが大好きなんです。わたしも負けてられない!って思うんです。』
「あれ、みんな集まってどうしたの」
「…おまえも充分あちーよ」
「オレたちよりもおまえの方がストイックで貪欲なのだよ」
「べつに好きだから練習してるわけじゃねーし」
「よく恥ずかしげもなく相手を褒めれますね」
「黒子っち恥ずかしがってる…?!」
「テツくんかわいいっ!」
「?よくわかんないけど、赤司がレギュラー呼んでたよ」
「「「「「それを早く言え!」」」」」