今さら特別なにを言うかっていうと、今回の『自縄自縛の成れの果て』での迅の扱いとか諸々にそんな流れだったのかよ〜うえっって思われる方もいるかもしれないなあ、と思って捕捉にもならないちょっとした吐き出しです。

迅さん長編書きたーい！ってなって、似た境遇に置きたくて似たサイドエフェクトにしよう、からの。一緒に何かを手探りさせながら進ませるなら夢主の未来が視える迅さんはちょっと都合が悪いな、じゃあ視えなくしよ、からの。視えなくなる理由何にしよう？って色々考えた結果、迅本人が視ることを拒絶してしまえば良いのでは？？と思い至って書き始めたのが「春べを手折れば」です。「春べ」＝「春の頃、春」で、恋とか愛とかそんなんで、それを自分で鍵かけて折ろうとしちゃう迅さんもどっかの世界にいるに違いない……なんて妄想からの話です。
迅さんは色んなものが視えすぎるあまりに自己完結が得意だったりしそうなので、ああいう夢やら未来やらを視ちゃった時に役得と思ったりできなさそうだなあとか思ってます。太刀川さん辺りはいいもん見たとか言いそうだけど。そういう風に言う迅さんも嫌いじゃないですけどね(笑)
視えなくなった理由がそれかよつまんね〜って思ったりもしないでもない。もっとマシな案があればよかったんですけど才能なかったです。

本当はこの長編はもっと短くてすぐ終わる予定で、『自縄自縛〜』の元になる話もあったんですけど、急すぎるか〜って思って色々足したあまりに長くなりました。完結前に後書きっぽいこと書いてるのなんでなの？？って思うでしょう。何となく、ようやくこの話を出すタイミングが来た〜！って感慨深くなってしまいまして。のこり数話ですがまだお付き合いして下さる方がいればどうぞよろしくお願いします。

それと、バッドエンドにするつもりはないのでご心配なく〜。バッドエンドも考えてた時期あったんですけど、それなら「手折る」じゃなくて「千切る」だな、って思ってやめました。折れるとこまでいかないと見えなかったものもあるでしょうが、千切れたら戻すの難しいから……（？）もしやるなら黒トリガーになる落ちですね。迅さん可愛そうなのでやらないですが。

ワの2期が始まる前までには完結したいです。ではまた〜〜！