古くから親交のある名家同士。
表、政界の祝と裏、財界の四十川。

両家の交流は大正から長く続いているが祝は実績のなさから四十川に依存しがちな傾向があった。しかし四十川は古きを尊び異端を拝し、祝は革新なければ発展なし、と対照的なスタンスをとっているためか四十川は伝統の長さから祝を些か軽視している節があり、祝は自らを侮る四十川に嫌悪感を隠しきれなくなっている。両家の対立は過去最高潮となっており、次期当主擁立の際に火花が散るのは明らか。

渦中の第一位後継者である彩芽と四十川家長子は幼少のころから親交があり、どちらも相手に好意を抱いている。
ここ三代の間の情勢、関係性は綱渡りながらも一貫しており四代の二人も仲が良い事から対立の均衡は続くかと思われた。




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